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外見にこだわりすぎて変な方向に行ってしまった韓国女優3選

女性は誰でもいつも美しくみられたいもの、まして女優さんだったら大衆の前でいかに美しくみせるか、魅力的に見えるかに日々研究と努力をおこたらず、それぞれ“こだわり”をもっています。

韓国では“美容整形”もそのひとつの手段にすぎず、日本ほど抵抗感がないのは周知のとおりです。整形したとカミングアウトした芸能人も少なくありません。

こうした美への研究と追及への努力―“こだわり”が、変な方向に走ってしまい、批判を浴び、むしろ反感をかってしまった女優さん達がいます。

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外見にこだわりすぎた韓国女優3選

それでは、どんな女優さん達がどういう変な方向で外見にこだわり過ぎて批判を浴びてしまったのか、エピソードとともにご紹介していきましょう。

イ・ダヘ

ひとりめは“外見にこだわりすぎ”のゆえに、批判の量が最もすごかったイ・ダヘさんです。

イ・ダヘさんは、2002年MBCドラマ「純粋青年パク・ジョンチョル」でデビューし、2005年SBSドラマ「マイガール」のちょっとくずれた詐欺師役でブレイクしました。

「エデンの東」「推奴~チュノ~」「ミス・リプリー」「アイリス2」「ホテル・キング」など人気ドラマに多数出演しています。

学生時代、デビュー当時、出演したドラマのたびに・・・と、どんどん顔が変わっていき、整形しているのではと疑惑がずっとささやかれ、本人も整形したことを暗に認めました。

たび重なる整形で顔が変わってきたことで、印象がそれほど良くはなかったところに、一番注目され非難の的になったのは、2010年のKBS の朝鮮時代のアクション時代劇「推奴~チュノ~」の 奴婢オンニョン役です。

時代劇でかつ貧しい環境の設定なのに、いつも鮮やかなチークとピンクの口紅をし、 華麗で完璧なメークアップをしていました

外見にこだわりすぎて変な方向に行ってしまった韓国女優3選

(出典:KBS「推奴~チュノ~」放映キャプチャー)

真冬に、かじかんだ手を自分の息をふきかけて温めようとするシーンでも、きれいなマニュキュアをぬっていたのがみつかっています。

イ・ダヘさんはマニュキュアについては「照明の関係で爪が光った」と釈明しましたが、時代にそぐわないという視聴者の批判はとまらず、オンニョン役が“ミンペ”だという声まであがりました。

“ミンペ”は漢字では民弊で、直訳すると“民衆の弊害になる人”、簡単にいうと“多くの人に迷惑をかける人”という意味です。韓国人は日常生活で”人に迷惑をかける”という意識はほとんどありません。

”ミンペ“―迷惑な奴というタイトルをもらったのは滅多にない不名誉な事なのです。

オンニョンという役が主人公の2人の男性から一心に愛をうけるのに、どんどん周囲を死なせてしまうという迷惑なキャラクターだったことも重なって”ミンペ オンニョン“と呼ばれてしまいました。

「推奴~チュノ~」のドラマ自体はチャン・ヒョクさん、オ・ジホさんの主演で平均視聴率32%を得て傑作と称賛されましたが、

イ・ダヘさんにとっては、視聴率が高かった分、かえって批判の声も多く、良い印象を残せず、悔いのある残念な作品となってしまったのです。

この後に出演した2011年MBCドラマ「ミス・リプリー」でも監獄に閉じ込められた主人公が 病院で生死をさまよう時や、刑務所から出所する時でも華麗なメークアップをしていて、視聴者を再びあきれさせました。

ホン・スンア

ふたりめは “外見にこだわりすぎ”で違和感が衝撃的だった、ホン・スアさんです。

ホン・スアさんは2003年ファッション雑誌の専属モデルとなり芸能界で活動をはじめました。「空くらい地くらい」「いとしの金枝玉葉」「大王の夢」などのドラマに出演し、一時は舞台を中国に移して活動し、韓流のスターとして人気をえています。

ホン・スアさんもデビュー時、出演したドラマのたび、中国からの帰国時、と全く顔がかわってしまい、整形疑惑がつきまといました。ホン・スアさんは、中国で活動するのに制作サイドからリクエストがあってしたと堂々と整形したことを認めています。

ホン・スアさんが、もっとも視聴者に衝撃を与えたのは、KBSの時代劇「大王の夢」です。新羅時代の設定にもかかわらず、中世の西洋のウエディングドレスを着ました。

外見にこだわりすぎて変な方向に行ってしまった韓国女優3選

(出典:KBS「大王の夢」放映キャプチャー)

「大王の夢」は2012-2013年放映され、時代劇俳優と名高いチェ・スジョンさん主演の三韓統一を描いた歴史大作です。

ホン・スアさんは、時代劇には不釣り合いな濃いスモーキーメークをいつもし、整形手術を隠すために濃いメークをしているのではないかとも批判がありました

さらに、愛する恋人の胸で息をひきとるシーンの、想像上の婚礼式で西洋式のフリルの袖の華麗なウエディングドレスを着たことで、批判を爆増させてしまったのです。

あまりの違和感に “ストーリーにはいりこめない”、“時代考証をきちんとしているのか”“想像上の婚礼式とはいえ時代的な雰囲気がくずれて見るのに耐えない”と多数の非難をあびました。

ホン・スアさん自身は全く自覚がなく、そのウエディングドレスの写真を自分のSNSに載せたりしています。

ドレスの批判が高まると、KBSの制作側は“ドレスはホン・スアさんが準備したものであり、時代背景にそぐわないと反対したが、ホン・スアさん側が譲らず仕方なかった”と釈明。

ホン・スアさんも自分のSNSで“制作側は反対していたが、役に愛情をもつあまり欲がでてしまった。私の責任”と反省のコメントをだしました。

ク・ヘソン

3人目は“外見にこだわりすぎ”と指摘を受けた時にまったく反省の態度がなく、さらに批判を高めてしまったク・ヘソンさんです。

ク・ヘソンさんは、学生時代、インターネットの“元祖オルチャン”で、2002年コマーシャルで芸能界にデビュー。「19歳の純情」「王と私」「最強チル」「花より男子」「ブラッド」などのドラマに出演。映画監督、映画製作もし、その多才ぶりをしらしめます。

けれども、ドラマ「ブラッド」で共演し2016年に結婚したアン・ジェヒョンさんとの、2019年の離婚時に、相手を非難する泥仕合の醜態ですっかりイメージが悪くなってしまいました。

ク・ヘソンさんが“外見にこだわりすぎ”で批判をあびたのは、SBSの時代劇「王と私」です。時代劇にもかかわらず、当時存在しなかった黒目を大きくみせるためのサークルレンズをしていました。

外見にこだわりすぎて変な方向に行ってしまった韓国女優3選

(出典:SBS「王と私」放映キャプチャー)

2007年放映の「王と私」は個性派俳優オ・マンソクさんが主人公の朝鮮時代の王朝劇です。

“視力が悪くてコンタクトレンズが必要なわけでもないのに、朝鮮時代には存在しないサークルレンズをつけて、黒目を大きく見せるのは不自然だ、ドラマに集中できない、役者の資格がない”などと視聴者から抗議が殺到しました

ク・ヘソンさんは“眼科の検査で、焦点があわない上、平均より視野が15%ほど広く、治療は不可能と診断とされた。仕方なく焦点矯正レンズを着用している。美容目的のサークルレンズではない。レンズ着用のせいで役者としての資格がないといわれたくない。”

と弁明しました。

これで一旦、美容目的のサークルレンズ使用への抗議は静まったものの、眼科医の “斜視を強制するための色付きのレンズは存在しない。視野が広いのも正式に認められた症状ではない。ク・ヘソンさんが使用したのは美容目的のサークルレンズのようだ”

という証言で、嘘がばれてしまいました。

ク・ヘソンさんは、他にも”(ありえないのに)右脳が左脳の倍の大きさであって、私は芸術にむいている”、実際には油絵科のない高校の”油絵科をうけて不合格だった”など、多くの虚言が明らかになっていて、“嘘つき”のレッテルがはられています。

「王と私」以前にも、2009年KBSの人気学園ラブコメ「花より男子」で、“貧しい環境なのにブランド品を多数着用しておかしい”と批判をうけたことがあります。

ク・ヘソンさんは、批判のあった靴を“東大門で1万ウオン(約千円)で購入した”と説明しましたが、実際は約10万円のクリスチャンブルタンの靴だったという“変な方向への外見へのこだわり” と“嘘つき”の実績を作ってしまいました。

まとめ

あまりにも“変な方向で外見にこだわりすぎ”で批判の矢をうけた女優3人のイ・ダヘさん、ホン・スアさん、ク・ヘソンさん。

3人とも元々外見が悪いわけではなく、そのままでも十分魅力的なのに、“変な方向で外見にこだわりすぎ”のあげく、かえってイメージダウンしてしまいました。

時代考証を考えなければならない時代劇や、現代劇でも貧しい環境におかれていたり、病人の役は、素顔に近いメークアップをしなければならないため、少しでも美しくみせたい、素顔をみせたくないと願う女優さんにとっては、抵抗感が多いのかもしれません。

けれども、役にふさわしいメークアップをして好感をえている女優さん達も多々います。

変な方向に“こだわる”のではなく、正しい方向に“こだわって”早くイメージを回復できたらいいですね。

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