入れ替わりが激しい韓国芸能界ですが、その中でも「不可解な消え方をした」と言われている芸能人7名をご紹介。
人気だった韓国芸能人たちが、芸能界から去ってしまうきっかけになってしまった出来事の真相に迫り、現在の状況まで調べてみました。ぜひご覧ください。
不可解な消え方をした韓国芸能人7選
人気絶頂だった韓国芸能人であったにもかかわらず、人間関係のトラブルや自身が起こした失態をきっかけに芸能界から突然姿を消してしまうことも。
ファンにとっても納得することのできない不可解な消え方をした韓国芸能人のみなさんが、再び人前に復帰することは叶ったのでしょうか。チェックしていきましょう。
・リュ・シウォン
リュ・シウォン、50歳の誕生日を控えファンに感謝のメッセージ「たくさんのお祝いありがとう」https://t.co/CJXzsCx47C
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1人目は、日本でも積極的な活動をしていたリュ・シウォンさんです。
1971年10月6日生まれのリュ・シウォンさんは、1994年の作品「フィーリング」でドラマデビュー。2001年に俳優のチェ・ジウさんとのドラマ共演作「美しき日々」 で母親想いで優しい性格をしているイ・ソンジェを演じ、日本でも活躍の場を広げます。
2007年にはNHK連続テレビ小説「どんと晴れ」に、恋人を探すために来日した韓国の人気俳優役として登場。その後も日本のドラマ作品に積極的に出演し、俳優活動のみならず歌手としてもシングル曲がオリコン最高2位を獲得するなど、多彩な面で人気を伸ばしました。
また、新潟県中越沖地震が発生した際にはNHK本社を訪ねて1000万円を寄付。さらに東日本大震災が起こったときには約2000万円を寄付するほか、現地でボランティア活動を行うなど、素晴らしい行動を起こした俳優としても有名です。
そんなリュ・シウォンさんはなぜ、芸能界から姿を消してしまったのでしょうか。きっかけは、2010年に結婚した一般人女性が、リュ・シウォンさんに対し離婚訴訟を起こしたことによるものでした。
さらに一般人女性は、リュ・シウォンさんを暴行や脅迫などの疑いで告訴。この裁判の結果、リュ・シウォンさんには罰金700万ウォン(約76万)の支払いを言い渡されることに。
この離婚をめぐる一件でイメージが悪化したリュ・シウォンさん。「恥ずかしいことはしていない」と、一般人女性の発言を一部否定していたものの、俳優業からしばらく離れたあと、以前から活動していたレーシングドライバーとして結果を出していました。
リュ・シウォンさんは2020年に再婚を発表。同年6月のドラマ「霊魂修繕工」に特別出演し、俳優として8年ぶりの復帰を果たしています。
今後は韓国での本格復帰作品が待ち望まれているほか、日本での活動再開も期待されている状況です。
・カン・ジファン
“性的暴行の容疑”カン・ジファン、ドラマ制作会社が提議した訴訟の2審でも敗訴…前事務所と共に約5億円の賠償を命令https://t.co/6X23KuqItg
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2人目は、台湾でも人気を博した俳優であるカン・ジファンさんです。
1979年3月20日生まれのカン・ジファンさんは、短期専門大学を卒業したのちに2002年のミュージカル作品「ロッキー・ホラーショー」で俳優デビュー。ミュージカルがデビュー作となる俳優は韓国ではまれなケースなんだそう。
テレビドラマには2003年の「夏の香り」にて初出演。しばらくは主要キャストを任されることはなかったですが、2005年の「がんばれ!クムスン」にて、ヒロインに惹かれる外科医ク・ジェヒを演じたことによりブレイクします。
同作品は最高視聴率40.1%を記録し、韓国だけでなく日本や台湾でも放送されアジア内でも人気者に。2008年から2009年にかけて6つの新人男子賞を獲得するなど、安定した将来が約束されたようにも思われました。
しかし、2019年に放送されていたドラマ「朝鮮生存記」に出演中であったにもかかわらず、女性スタッフ2名に対する性的暴行の疑いで緊急逮捕されたという報道が広まりました。
警察も緊急逮捕を事実と認め、所属事務所は謝罪した上で今後の予定を全て取り消したと発表。取り調べで、カン・ジファンさんは「酒に酔っていて覚えていない」と供述していましたが、その後全てにおいての容疑を認め謝罪をしています。
所属事務所からは契約解除となり、裁判では懲役2年6ヶ月を宣告され、執行猶予3年を言い渡されました。しかしこの判決に検察側が控訴状を提出したことにより裁判は長期化され、カン・ジファンさん側も上告。
しかし双方の提起は棄却され、懲役2年6ヶ月と執行猶予3年が最終判決として確定。また、降板となった「朝鮮生存記」制作会社に約5億4000万を支払う判決が下されています。
多くのファンを獲得していたカン・ジファンさんでしたが、この事件をきっかけに俳優としては現場を去ることになっています。これだけ大きな事件に発展してしまうと、芸能界復帰は相当難しくなりそうです。
・チェ・チョロ
【#師任堂】ミン・チヒョン役 #チェ・チョロ さんのインタビューを公式HPに掲載👨✨
「悪役に対する渇きを感じていた私に、恵みの雨のような作品でした」
チェ・チョロさんの悪役への熱意と”絶対悪”への拘りに痺れます😱😱😱https://t.co/0k3bqZ5ziy pic.twitter.com/I543YgPV8A
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3人目は、日本で今でも愛されている時代劇「トンイ」に出演していたチェ・チョロさんです。
1970年3月2日生まれのチェ・チョロさんは、20歳の時に舞台作品「あなたの沈黙」で俳優デビュー。長い下積み期間を経験したのちに「接続~The contact~」で銀幕デビューを果たします。
ドラマ初出演作品は、1998年の「アドバケット」であり、その後も映画とドラマ両方で積極的に活動。1999年には「サミャン洞精肉店」で映画初出演をつとめました。
映画俳優として知名度を高める中、2002年の時代劇「野人時代」に出演したことにより大衆的にもその名を広め、2006年の「テジョヨン」で無口で冷静沈着な高句麗の武将、コルサ・ビウを熱演したのをきっかけにドラマ俳優としてもブレイクします。
2010年には日本でも繰り返し放送されているドラマ「トンイ」に、悪事の裏工作を繰り返す悪役、オ・ユンとして登場。日本の韓国ドラマファンにもその顔を知らせるきっかけとなります。
しかし「トンイ」出演中の2010年7月に、俳優のソン・イルグォンさんと後輩にあたる女性を交えて飲酒していた際にケンカへ発展。路上暴行をしていたという報道内容を否定していましたが、防犯カメラと目撃証言により暴行が事実と判明しています。
チェ・チョロさんは記者会見を開き謝罪。所属事務所も暴行の事実を認め、自ら「トンイ」のオ・ユン役を降板し、以降8ヵ月の謹慎期間を社会貢献活動に費やしました。
その後、2012年のドラマ「ヒーロー」で俳優復帰を果たし、2014年には年間7本を超える作品に出演。しかし2018年のドラマ「トキメキ注意報」出演を最後に、俳優としての活動は休業状態に。
近年では、世界的な感染症流行の影響もあり事業に失敗したことを告白。夜間の日雇い労働に勤めていたことなどのプライベートを公開し、過去に自分自身が発端となった騒動に対して深く反省している様子をみせました。
2020年末には、俳優として映画作品に出演。知人が運営する会社の広報理事として働きながら、本格的に俳優として復帰する機会を得ることを目指しているようです。
・ソン・スンウォン
【新番組「#幸せをくれる人」登場人物紹介②】イ・ゴヌ(#ソン・スンウォン)
恵まれた家庭で育ち、謙遜の心を持つ優しい男性。実業家の父を尊敬する一方、母を傷つけた夫としての父には目を背ける。父と同じように愛する女性を傷つけることを恐れ、簡単に女性と付き合ったり心を開くことができない pic.twitter.com/1L1wM0sKha— BS朝日 韓国ドラマ (@bsa_kan_dra) April 10, 2018
4人目は、ミュージカル出身の若手俳優として注目されていたソン・スンウォンさんです。
1990年6月29日生まれのソン・スンウォンさんは、2009年のミュージカル作品「Spring Awakening」で俳優として活動を開始し、2014年から舞台作品と並行してドラマに出演するなど、活動の場を広げていきました。
2016年のドラマ「幸せをくれる人」では、シングルマザーのヒロインを支える御曹司、イ・ゴヌ役として登場。さらに2018年の作品である「ウラチャチャ My Love」では、全財産を投資してゲストハウスを設立した作家、ボン・ドゥシク役として知られています。
しかし2018年9月、飲酒運転で摘発され免許取り消しを命じられます。しかし同年の12月に追突事故を起こし、相手車両に乗車していた2名にケガを負わせ、現場から約150メートル逃走したことも明らかに。
無免許で運転していたことももちろん、事故を起こした当時、ソン・スンウォンさんの血中アルコール度数が0.206%と免許取り消しレベルの泥酔状態だったと報道されました。
この事故の影響で出演中だったミュージカル「ランボー」を降板。ソン・スンウォンさん側はパニック障害を理由に保釈を要求しましたが、短期間での再犯や逃走したことも影響しこれを棄却。
最終的に1年6ヵ月の実刑判決が下りましたが、この判決を不服とした際に提出する上告状を出さなかったことで、兵役免除を狙ったのではないかとネット上で疑惑の声が挙がりました。
2020年、刑期を終えたソン・スンウォンさんは自身のInstagramを更新。しかし彼を迎え入れるあたたかい声ばかりではなく、兵役が免除された影響もあってか非難の声も多くあったようです。
現在も俳優としての復帰はされていないようで、好青年というイメージも強かったソン・スンウォンさんが芸能界に戻ってくるのは、一筋縄ではいかないようです。
・オム・テウン
オム・テウン、騒動から4年ぶりに活動復帰へ…映画「最後の宿題」に出演決定 – Kstyle https://t.co/QRuDbx2a9v pic.twitter.com/BPb472HssB
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5人目は、家族想いな一面も見せ、世間から支持されていたオム・テウンさんです。
1974年4月5日生まれのオム・テウンさんは、1997年の映画作品「あきれた男たち」で俳優としてデビュー。その後はドラマ作品にも出演し、演技力を向上させていきます。
2004年に出演したドラマ「済州島の青い夜」では余命3ヵ月と宣告された主人公、ギテ役として登場し、知名度を得ることに。その後、日本でもリメイクされたドラマ「魔王」にて、権力者の息子であり刑事のカン・オスを演じたことでも有名です。
存在感と深みのある演技が評価されていた俳優でしたが、2016年8月に当時30歳の女性が「マッサージ店で性的暴行を受けた」と主張し、オム・テウンさん相手に告訴状を提出します。
家族と仲睦まじく暮らす姿を公開していた影響もあり、そのイメージとはかけ離れた事件が起きたことは世間に衝撃を与えます。しかし、告訴した女性は詐欺の疑いで収監されていること、オム・テウンさん側が完全否定していることもあり、告訴内容の真偽を疑う人も。
結局、告訴内容は虚偽だったことが判明。オム・テウンさんは性的暴行疑いからは脱したものの、女性がオム・テウンさん相手に売春業を行っていた映像証拠が提出され、オム・テウンさんが買春をしたことが判明しました。
これにより、オム・テウンさんさんには約9万円の罰金刑が言い渡され、虚偽告訴を行った女性に関しては、余罪を含めて懲役2年6ヵ月の実刑判決が下ります。この一件は、彼のキャリアとイメージに大きな影響を及ぼし、活動を自粛することになりました。
騒動から約5年後の2021年、映画作品「最後の宿題」に出演することが確定となり、俳優業に復帰。妻であるユン・へジンさんは「夫を許した」とコメントしていましたが、一部メディアや視聴者は、未だオム・テウンさんを厳しい目で見ているようです。
・ユチョン
ユチョン、約4年ぶりとなるスクリーン復帰が決定!自主制作映画「悪に捧げ」の主人公に抜擢https://t.co/c4bpCWkn4c
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6人目は、日本でも大人気のK-POPアイドルグループ東方神起の元メンバー、ユチョンさんです。
1986年6月4日生まれのユチョンさんは、家族で渡米したのちに現地で音楽経験を積み、オーディションを受けるため単身韓国に帰国。1年5ヵ月の練習生期間を経て、2004年に5人組アイドルグループ、東方神起としてデビューします。
韓国だけでなく日本での活動も活発だった東方神起ですが、2009年7月にユチョンさん含む東方神起のメンバー3名が、所属事務所に対する契約問題を提議。これにより東方神起を脱退し、新たな道を進むことになります。
その後は俳優としてドラマに出演。2012年には「屋根部屋のプリンス」にて、現代のソウルにタイムスリップしてしまう世子、イ・ガクを演じたことでも有名であり、根強いファンの獲得にも成功していました。
しかし、2016年に突然性的暴行の疑いで女性から告訴されます。1人目の告訴はすぐに取り下げられましたが、次から次へと性的暴行を受けたと計4名から告訴されるというまれな事態に。
ユチョンさん側は疑惑の全てを否定し、最終的には嫌疑なしという処分が下されます。これで彼に関する疑惑の全てが晴れたと思った矢先、2019年初めには薬物使用の疑いで拘束。
これに対しユチョンさんは一貫して薬物使用を否定していましたが、2019年4月末、元恋人である乳業創業者の孫とともに、違法薬物を使用したことを認めました。最終的に懲役10ヵ月、執行猶予2年を言い渡されています。
この事件を受け、ユチョンさんは1度芸能界を引退することを発表。しかし芸能活動は引き続き継続されており、2021年には自主制作映画「悪に捧げ」で、俳優活動を再開し、日本を含めた海外でのファンミーティングも行われています。
現在もなお数々の事件関連は尾を引いた状態で、2022年には損害賠償請求訴訟に巻き込まれるなど、ユチョンさんに関する問題は完全に解決したわけではなさそうです。
・イ・ソウォン
今月より日本初放送もスタート!イ・ソウォンのインタビューです→「病院船」イ・ソウォン“ハ・ジウォン先輩が笑わない時?それは…” https://t.co/SmKPUzzP3H pic.twitter.com/mb1XqTxkqo
— Kstyle (@Kstyle_news) December 12, 2017
最後にご紹介するのは、俳優としてデビューしたばかりだったイ・ソウォンさんです。
1997年2月17日生まれのイ・ソウォンさんは、ドラマデビューする以前から多くの企業広告に抜擢されており、2015年には「錐」のオーディションを突破し、主人公の少年時代役として登場しました。
さらに2016年のドラマ「むやみに切なく」では、ヒロインの弟である高校生ノ・ジク役として出演し脚光を浴びます。その他にも韓国の音楽番組、ミュージックバンクのMCに抜擢されるなど、注目俳優として将来が期待されていました。
しかし、2018年に同僚の女性芸能人に対してセクハラ行為を行っただけでなく、ナイフを使って脅迫したという疑いで立件されます。所属事務所がこれを認め、プライベートで飲酒していた時に起こったことだと説明。
イ・ソウォンさんは事件当時、駆け付けた警察官に暴言を浴びせていたこと、また事件が起こった日から約40日間もの間、通常と変わらない芸能活動をしていたことも問題視されました。
この一件により実質の芸能界引退となったイ・ソウォンさん。その後も裁判期間中に兵役入隊したことによりネットからは批判の声が挙がるなど、芸能界復帰が絶望的になった今も、厳しい世間の目が向けられています。
まとめ
今回は芸能界から不可解な消え方をした韓国芸能人の方々を紹介しましたが、いかがでしたか?
様々な理由で第一線から失脚した芸能人のみなさん。このまま芸能界から身を引くのか、それとも復帰が叶うまで努力するのか、世間の注目度は高いようです。