若い女の子を中心に支持を受け「ギャルのカリスマ」といわれ大人気だった安西ひろこさん。
バラエティなどで活躍していた最中の2001年に活動を休止し、姿を見なくなっていました。
いったいその理由は何だったのでしょうか?さまざまな憶測も飛び交いましたが・・・それは病気が原因だったようなんです!
安西ひろこの病気はパニック障害だった!他にも病気が?
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パニック障害
安西ひろこさんは、パニック障害を13年もの間、患っていたといいます。
90年代後半、ファッション誌のモデルとして活躍していた当時は、ほとんど休みがなく、朝早くから深夜まで働いていたといいますから、かなりのハードスケジュールだったのでしょう。
【パニック障害とは】
脳の中には、脳内神経伝達物質といわれる物質が数種類あり、外界からの刺激に対応して、さまざまな働きをしています。
パニック障害が起こる原因は、恐怖や不安に関係している神経伝達物質「ノルアドレナリン」と、興奮を抑える神経伝達物質「セロトニン」とのバランスが崩れるためと考えられています。
これについて詳しいことはわかっていませんが、脳内のセロトニンが増加する治療を行うと、パニック障害の改善がみられることから推測されています。
パニック障害の最初の症状は、突然の動悸や呼吸困難、発汗、めまいなどの身体症状とともに強い不安や恐怖感を伴うパニック発作です。
パニック発作自体は、多くの場合20~30分くらいでおさまりますが、何回か繰り返すうちに、また発作を起こしたらどうしようという、パニック発作に対する強い恐怖感や不安感が生まれるようになります。
これは、「予期不安」といわれます。
予期不安は、逃げ場のないような場所でのパニック発作や、発作を他人や大勢の人に見られることの恥ずかしさといった不安や恐怖を生み、大勢の人が集まる場所や、過去に発作を起こした場所を避ける行動をとるようになります。
これが、「広場恐怖(外出恐怖)」といわれます。
「パニック発作」と「予期不安」、「広場恐怖」はパニック障害の3大症状といわれる特徴的な症状であり、この3つの症状は、悪循環となってパニック障害をさらに悪化させます。
パニック障害が悪化すると、人前に出るのを嫌って閉じこもるようになり、正常な社会生活が維持できなくなります。さらに悪化すると、うつ病を併発することもあります。
引用:http://www.myclinic.ne.jp
2001年、ドラマ『スタアの恋』の撮影現場で倒れた安西ひろこさん。このときから自殺願望があるような行動などが始まり「パニック障害」と診断されたそうです。
パニック障害の発作は10分くらいで、長くても1時間で治まるということですが、この病気の特徴としては、心電図や検査等をしても異常が見られないのに、発作を繰り返すらしいのです。
「最初は少しずつ頑張ってたんですけど、お風呂入ったり、トイレ行ったりすることがだんだんできなくなった」「床がゼリー状みたいになって、歩けない。平衡感覚がなくて、トイレまでほふく前進していた」
と症状を明かした安西さん。部屋から一歩も出られなくなったそうなのです。
「いいじゃん、もう、死んじゃいな」という幻聴が聞こえたり、こもりきりの部屋から一歩も出られず、「汚い話ですが、尿とか便とか垂れ流していました」
と衝撃の告白も!!
休養から2年後の2003年に、ようやく母親の助けを借り、少しだけ外に出られるようになったり、電車に乗る練習などを経て、2008年にモデルとして復帰!
2009年の春に芸能界復帰宣言をしましたが、その直後に、症状が重くなり、芸能活動を休止したというです。
どのような病もそうかと思いますが、完全に治るまで、無理して体や心に負担をかけるのは良くないということなのでしょうね。
拒食症
安西ひろこさんはパニック障害の他に拒食症も患っていたそうなんです。
「拒食症」の症状は?
拒食症の主な症状は、食べること、太ることへの強迫観念と低体重です。
また他人にはすでに十分やせた外見になっていても、本人にとってはまだまだ十分ではなくもっと体重を減らそうとエスカレートしていってしまう心の病気でもあります。
そして、この病気がエスカレートしていってしまうと食べたものを外に出すために、嘔吐や下剤や利尿剤の乱用をしてしまうことも。
この病気がエスカレートした結果、抑うつ症状、筋肉量の減少、浮腫み、貧血、無月経、骨そしょう症、低体温、歯のエナメル質の侵食などのリスクが生じてきてしまいます。
自分の外見へのコンプレックスや特殊な家庭環境、完璧主義的な心理傾向や心理的問題が絡むと、魅力的になるためにやせなくてはというプレッシャーが増幅することが多いです。
体重を減らすという目標は結果も分かりやすく出やすいので、自分に自信を持つための手ごろな目標になりやすい面もあります。
拒食がエスカレートする背景として、思春期の願望と現代の社会的な風潮は無視できません。思春期は少女から大人の女性への移行期で、自己のアイデンティティを確立する大切な時期。
容姿や異性に対する意識も高まりやすいため、女性としての外見の魅力を高めることも、程度の差はあれど目標の一つになります。
さらに現代社会ではやせていることが賞賛される風潮が強く、やせなくてはダメだという社会的プレッシャーを感じがちです。思春期の強い願望と社内的なプレッシャーから、極端なダイエットに走ってしまうケースは少なくありません。
引用:http://allabout.co.jp
引用:http://galtore.net/wp-content/uploads/20140124_anzaihiroko_5.jpg
痩せなさい!!痩せなさい!!痩せなきゃ。
からはじまって→最後は37Kgにもなって…
病院のカロリー摂取ドリンクと点滴で生きてた時もありマシタ!!
引用:http://ameblo.jp
拒食症は正しくは「神経性食欲不振症」といい、最初は軽いダイエットのつもりからエスカレートし、拒食症につながることが多く、主に10代から20代の女性に多くみられる病気だそうです。
安西さんは、スタイルの維持や芸能界の様々ストレスなどからからこの病を患うことになってしまったのでしょう。
モデルは細くなくてはいけない、芸能人は痩せていなくてはいけない、痩せていないと綺麗ではない。という気持ちになってしまっていたのでしょうか。
ダイエットといっても、やり過ぎてしまうと、とても恐ろしいことになってしまうんですね・・・
芸能界から消えた理由は壮絶な闘病生活を送っていた!
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安西さんは、当時のことを「自分の中では地獄みたい」と振り返っていましたが、母親の支えもあって発症から3年目にはようやく外に出る練習を始められるようになったそうです。
「床がゼリー状になっているみたい」と正常に歩くことができなくなり、「トイレまでほふく前進で行っていた」。そのうち1年ほど、廃人のように、真っ暗な部屋のベッドで寝たきり状態で部屋から一歩も出られなくなり、食事は水と薬だけ、お風呂にもはいれず、トイレにも行けず、尿とか便とかを全部垂れ流し状態にまでなってしまう。
「お前なんていなくなればなぁ、お母さんだって楽になるんだし。お母さんだって病んじゃってるぜ。」「いいじゃん、もう、死んじゃいなよ。」という“悪魔のささやき“の幻聴にも毎日苦しめられて、聞こえないようにと、洗濯機や戸棚の中にも入ってみた。
引用:http://www.akb48matomemory.com
など、壮絶な闘病生活を赤裸々に告白しています。
車や電車などに怖くて乗れない「乗り物恐怖症」という症状もあったそうで、発症から3年目にはようやく外に出る練習を始められるようになります。
が、しかし、「人がいると怖くなる」ため、早朝の人がいない時間帯に外に出たり、あまり人通りのない道を選んで、めまいに襲われるたびにしゃがんで休むなど
本来なら5分で着く駅までの道のりを1時間以上もかかっていたそうです。駅に着いてからも、どうしても電車に乗れなくて見送ったり
電車に乗れたとしても「胸がドキドキし始めて、呼吸が荒くなって」すぐに降りてしまうこともあったり、たった2駅ほどの母親の職場まで行けるようになるのにも、電車に乗れるようになってから2年かかった。ということです。
「もちろん、合う薬をもらうことも大切だけど、一番重要なのは、カウンセリングだと思う。」
というように、安西さんは素晴らしいカウンセリングの先生と出会い、通院することで心が楽になって回復できたそうです。
「思い返せば、あの頃は、自分の弱さや未熟な部分、ワガママを正当化させるために、悪い出来事を他人や物のせいにしてばかりだった。何事においても、「優しさ」や「思いやり」の気持ちが大切だと知った。病気にならなかったら、今の私はいない。」
数年を休養を経て、「今でもファンでいてくださる皆さんに、復帰して喜んでいただければいいな」と復帰を宣言!「今は薬もやめていて体調も万全」と、活動に意欲的な安西さん♪
大変だったであろう闘病生活でしたが、〝病気にならなかったら、今の私はいない〟と言えるほどに元気になったわけですから、健康以外にも得たものがあったのでしょうね!
安西ひろこの現在は?
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安西ひろこさんは、著書「バルドーの告白」や、テレビ番組「解決!ナイナイアンサー2時間SP」でも自身の病気と闘病生活について語っています。
相当苦しんだことだろうと思いますが病気を乗り越え復帰して本当に良かったですね!
安西ひろこさん今でもホンマ綺麗やな😆🎊素晴らしい!
— はっせん@豪華団©︎ (@JZX110_8000) March 22, 2021
【安西ひろこ】バルドーを読んだが、かなりヤバイところまで行っちゃったけど頑張って戻ってきた感じ。けっこうイメージが強いけど、活躍してたのは数年なんですね。
— Mr.Kのパニック障害克服BOT2014 (@panickokuhuku) March 20, 2021
私達の時代はまさにカリスマ的存在。今なお美しいその姿を拝見して「ひろこ姉さん!」と呼びたくなる程あの時代を思い出します。
元ギャルのカリスマ・安西ひろこ、41歳の最新ショット「可愛すぎ」「綺麗でいい女」(スポーツ報知)#Yahooニュース https://t.co/1J2D3EWxJA
— GK_Mizuno (@MizunoGK) January 26, 2021
過去の病気と壮絶な闘病生活を告白し、健康的になった今、昔と変わらず綺麗な安西ひろこさんを応援する声も多く見られます!
安西ひろこのwikiプロフィール
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名前:安西 ひろこ(あんざい ひろこ)
本名:安西 紘子
生年月日:1979年2月9日
年齢:[birth day=”19790209″]歳
出身地:神奈川県相模原市
血液型:A型
身長:157cm
職業:女優・タレント・モデル
所属事務所:エイジアプロモーション
公式ブログ:https://lineblog.me/anzai_hiroko/
Instagram:https://www.instagram.com/hiroko_anzai_/?hl=ja
1996年、グラビアアイドルとしてデビュー。翌年にはドラマ『ギフト』に出演。その後、バラエティなどでも活躍します。雑誌のモデル、そしてCDデビューも果たしました。
が、しかしその後メディアから姿を消していました。その頃、安西さんは凄まじい闘病生活を送っていたんですね。
2007年、海外ブランド輸入ショップ「トコパシフィック」のスタッフとして同社のモデルをする他、ダーツバーでバイトをして収入を得ていた時期もあったそうです。
2009年、ギャル系ファッション誌『BLENDA BLACK』で、本格的に芸能界に復帰、バラエティ番組にもに出演。また『東京ガールズコレクション』にモデルとして出演もしました。
2010年の著書、『バルドーの告白』では、2001年から2008年まで休業した理由がパニック障害であったことを明らかにしまた。
2014年には『解決!ナイナイアンサー2時間SP”』(日本テレビ)に出演し、パニック障害で休養していた詳細を明かし、芸能活動への本格復帰を宣言しました!!
まとめ
パニック障害や、拒食症などの病気を経験した安西ひろこさん。この病気で壮絶な闘病生活をしてきたことがわかりました。
しかし、パニック障害は、一般の方にも芸能界にも苦しんだ経験を持つ人が多い病気です。
安西さんのように病気を克服し、今後も順調に活動することで、同じように病気を抱えて悩んでいる人たちの希望にもなり、良い影響を与えられるのではないでしょうか!
ぜひ、安西さんには今後も体には気をつけて、無理なく健康的に活躍して欲しいですね♪