代役というとスタントマンや途中降板での変更というイメージが強いですが、依頼の段階で他の作品との兼ね合いやスケジュールなどで、出演を断る場合などもあります。
今回はあの名作は実は別の人だったのか!と思うような、代役でヒットした女優さんを6人ご紹介します。
代役でヒットした女優
韓流ファンの方々であれば聞いた事のある作品が多く、このドラマのこの役は代役だったのかと驚くものもあるかもしれません。
早速ご紹介していきましょう。
「冬のソナタ」チェ・ジウ
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2002年ドラマ「冬のソナタ」は韓国のみならず、日本でも大ヒットして第一次韓流ブームを巻き起こしました。色々な業界がタイアップしていてグッズ販売などが盛んに行われ、毎日のように主演のふたりを目にしていたのではないでしょうか。
2000年「秋の童話」からはじまり、2003年「夏の香り」2006年「春のワルツ」で「四季シリーズ」と呼ばれています。シリーズとは言うものの、監督ユン・ソクホさんが同じなだけであり、物語に関係性は無いのでそれぞれ独立して楽しめる作品です。
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そんな空前の大ヒットとなった「冬のソナタ」のヒロインといえば”ジウ姫”との愛称で呼ばれ、ファンに愛されたチェ・ジウさんです。
しかし、当初からチェ・ジウさんにオファーがいっていたという訳ではないようです。実はチェ・ジウさんに決定する前に、キム・ヒソンさんに出演の依頼をしていたんだそう。
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キム・ヒソンさんは脚本家や監督にとても人気が高いようで、非常に多くの作品に出演オファーがあるといいます。しかし、断った作品がヒットすることも多く悲運の女優とも言えますね。
また、キム・ヒソンさんだけではなくイ・ヨンエさんだったとの話もあります。「宮廷女官チャングムの誓い」で有名になる2年前なので、場合によってはもっと早く知名度が上がっていた可能性もありますよね。
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「また!?オ・ヘヨン 〜僕が愛した未来〜 」ソ・ヒョンジン
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2016年ドラマ「また!?オ・ヘヨン 〜僕が愛した未来〜」は、美人で優秀なオ・ヘヨンと、いたって平凡なオ・ヘヨンという同姓同名の2人と、とつぜん予知能力を獲得した男性との男女3人が繰り広げるラブストーリーです。
「また!?オ・ヘヨン」のヒロインは元々ソ・ヒョンジンさんではなく、キム・アジュンさんやチェ・ガンヒさんにオファーがいっていたといいます。
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キム・アジュンさんは、この頃はドラマや映画など撮影に忙しく、スケジュール的に出演は難しかったのかも知れませんね。
非常に多くの作品に出演されているチェ・ガンヒさんですが、当時は50話もあるドラマ「華麗なる誘惑」に出演されていたこともあって、スケジュールが都合つかなかった可能性が高そうです。
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「春のワルツ」ハン・ヒョジュ
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前述した「冬のソナタ」を含む四季シリーズの最後の作品となる「春のワルツ」ですが、オーストリアでロケをおこなうなど、前3作品よりも壮大なスケールで撮影された名作となっています。
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当時若手新人だったハン・ヒョジュさんが知名度を上げた作品であり「春のワルツ」に出演しなければ、後の大ヒットドラマ「トンイ」の女優さんは、別の誰かになっていたとも言われるほど重要な転機だったようです。
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「春のワルツ」も元々は他の四季シリーズ同様にキム・ヒソンさんにオファーがあったようです。ユン・ソクホ監督はどうしても自分の作品にキム・ヒソンさんに出演して欲しかったのが伝わってきますよね。
「春のワルツ」に限っては出演が決まっていたそうですが、急遽降板する事となってハン・ヒョジュさんに白羽の矢がたったといいます。人生のターニングポイントはどこでどうなるかわからないものですね。
「黄金の私の人生」シン・ヘソン
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50話を超える長いドラマにも関わらず、視聴率47%という驚異的な数字を叩き出した2017年ドラマ「黄金の私の人生」ですが、私も長さを確認せずに見はじめました。しかし、その長さが気にならないほど、数日で全話見終わってしまっています。
財閥と一般家庭での子供の取り違えから巻き起こる、家族とはなんなのか?を問われる物語です。主演のシン・ヘソンさんの色々な表情がドラマに引き込まれる要素のひとつとしてハマっていた気がしています。
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「黄金の私の人生」は元々は元AFTERSCHOOLのユイさんがオファーされていたようです。ユイさんは多くのドラマに出演されており、この作品以前の2015年「結婚契約」で泣かせる演技を披露していました。
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この作品を断った経緯としては、元東方神起ジェジュンさん主演「マンホール」からもオファーがきていて、そちらを選んだと言われています。話の長さも人気女優としては難しい選択になったのかもしれないですね。
昨日、応援団長になってくれたジェジュン君のドラマ「マンホール」が、1/31よりBSフジでスタート
28年間も片思いしてきた彼女が電撃結婚すると知り結婚式を阻止しようとマンホールに吸い込まれて高校時代にタイムスリップ!https://t.co/rXe9PeePhl
何か、似てるドラマが有る様な…#ジェジュン pic.twitter.com/E9K5SfeIpP
— miki (@miki_YP0409) January 25, 2019
シン・ヘソンさんの俳優人生で最高のドラマと評価される結果となっている演技をし、代役を引き受けたことで良い方向へ進んだようです。
「カンナさん大成功です!」キム・アジュン
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日本の漫画が原作となっていて、日本でも映画化されている韓国版の2006年映画「カンナさん大成功です!」です。
当時の韓国の歴代映画興行成績の第10位となり、主演されたキム・アジュンさんも主演女優賞など多くの称賛を受けた作品です。「またオ・ヘヨン」を断った事でソ・ヒョンジンさんが有名になったように、キム・アジュンさんも代役でヒットした形になっています。
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主役をキム・ヒソンさん、コ・ソヨンさん、イ・ナヨンさん、スエさんなど非常に多くの人にオファーをしたようです。
しかし全身整形するという
女性の設定がトップスターたちには相当な負担になるとのことで、出演を断られ続けたキム・ヨンファ監督でしたが、キム・アジュンさんの情熱的な眼差しを気に入り、依頼をしたと言われています。
キム・ヒソン
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コ・ソヨン
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イ・ナヨン
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スエ
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イメージ商売とも言われる女優さんが全身整形の役というので、引き受けられにくかったことが、多くのオファーに繋がった経緯みたいですね。確かに挑戦的な役なので、女優さんも賭けになってしまいそうで難しいのかと思います。
「建築学概論」ぺ・スジ
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2012年映画「建築学概論」はタイトルだけを見ると難しい内容に思えるので、つい敬遠しがちになってしまいそうですが、当時の韓国恋愛映画の歴代興行記録を塗り替えて1位になった大人気の作品となっています。
ドラマ「ドリームハイ」で女優としてスタートした元missAペ・スジさんの有名な代名詞「国民の初恋」と呼ばれるようになった作品であり、多くの受賞もされました。
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元々は少女時代ソヒョンさんにオファーがされていたようですが、個人ではなく少女時代のスケジュールの関係で事務所が断る事となってしまいました。俳優専業ではない場合は、こんなケースがあるのも仕方がないのかもしれません。
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まとめ
いかがでしたか。
あの名作のあの役柄が、実は違う女優さんだったかもしれないと思うと、不思議な感じがしますよね。
今ではこの人以外考えられない!というほど、役を自分色に演じた女優さん達ばかりです。この役は、実はあの人だったかもしれないのかと考えながら、もう一度名作を振り返ってみるのも面白いですね。