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【考察】花様年華解説!役柄やストーリーとMVの繋がりについてまとめ!

世界に羽ばたき続けるBTS。そんな彼らの楽曲を語る上で避けて通ることが出来ない「花様年華」はBTSを一躍有名にさせたシリーズになりますね。

花様年華シリーズは、今までのヒップホップ色の強かったスクールシリーズのテーマ”世間から制圧された10代の心を代弁した少年時代”から、大人になる過程を表しており、苦悩や葛藤を経験し成長していく様をテーマにしています。

私達誰もが通る道であり、またBTSがアーティストとしての成長も共に表現されているのではないかと思います。

花様年華シリーズはMVやショートフィルム、Notesなど様々なストーリー展開を読み解く必要があり、世界中のARMY達が解読しようとしていますよね。

壮大な物語と沢山の謎、そして現在も続いているかのような展開だけではなく、ギリシャ神話や文学作品、さらには心理学まで理解しなければならない部分などがあり、さすがビックヒット!そしてBTS!といった感じでしょうか。

バラバラに見ていたら気が付かなかったMVや、歌詞の意味などを少し理解するともっと深みにハマると思います。

今回は、彼らを知る上で避けて通ることのできない花様年華を簡単にご紹介してみようと思います。多くのARMY達が考察しており、こういう考え方もあるんだなと思ってくれたらと思います。

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花様年華とは?

【花様年華】という言葉は、香港映画のタイトルとして有名で”人生で最も美しい瞬間”という意味です。

RMは「人生で最も美しい瞬間に青春も入る」と言っています。

花様年華シリーズは、BTSが初めて1位を取った楽曲「I NEED U」から始まりました。MVも今までのダンスパフォーマンスとは異なり、ドラマのようなストーリー性重視に制作され、メイクや衣装もナチュラルなものになり、等身大の彼らの姿が話題を集めました。

I NEED UのMVを見て、これはどういう世界観なのだろう?と思ったはずです。みんな不幸な暗いシーンに、7人で楽しそうにしているシーンが交差し、謎が深まるばかりでしたよね。

なんで?どうしてなんだろう?と思っていたら、続々発表されるMV、ショートフィルムが繋がっているのでは?と考えられ、その考えている時間さえもARMYたちの楽しみになり、世界中で考察されるようになりました。

花様年華は架空のストーリーですが、MVに登場する彼らに役柄があり、ストーリーを知る上で必要な部分になりますので、ご紹介いたします。

役柄やストーリーについて

少年から大人になる過程の話なので、学生時代から始まります。

同じ学校に通っていた7人は、たまたま同じ日に遅刻をしてしまい、罰として空き教室の掃除を頼まれます。そのことがきっかけになり、7人はその教室=アジトに自然と集まるようになりました。

学生時代の楽しい思い出は、7人で歩いて海に行ったことです。夢を叶えてくれるという伝説の岩があると見に行きますが、工事により撤去されていました。7人は周りの工事音にかき消されながらも海に向かって夢を叫びます。

笑って過ごしていた彼らですが、それぞれが悩みを抱えていました。けれども一緒に過ごしている時間だけは、すべてを忘れることができ、7人全員がこの時間をとても大切にしていました。

しかし、ある事柄がきっかけで7人がバラバラになり、そこから2年の月日が経ち、それぞれに悲劇が見舞われます。その事実を知ったジンが、突然タイムリープの力を手に入れ、その力を使い6人が不幸にならないよう未来を修正して行くストーリーとなっています。

このストーリーには重要なキーワードがあります。それは「一緒なら笑うことが出来る」ということです。

タイムリープの末、ジン一人では助けることが出来ないと気が付いたとき、6人それぞれにペアを組ませ救出しようと試みます。そのペアと役柄、そして彼らの悩みに触れ、またバラバラになってしまったきっかけを紹介したいと思います。

まずはRMとテテのペアです。

RMは、貧しい家庭に育ち、父親は病弱のため働くことが出来ず、代わりに働いていた母も倒れてしまい、一つ下の弟のためにお金を稼がなくてはいけない環境に置かれ、家族のためだけに生き、多くの犠牲を払っています。

2年後、自分だけでも生き残らなければと家族を捨てました。そしてガソリンスタンドでアルバイト中に、客と喧嘩をし警察に捕まってしまいます。和解金を支払うお金がないので留置所行きになってしまいます。

テテは、姉と2人でアルコール依存症の父のDVに耐えながら暮らしています。母親は暴力に耐えられなくなり、家を出て行ってしまいました。テテはよく悪夢に悩まされ、現実味のある悲劇の夢を見てはうなされる日々を暮らしています。

ある日傷だらけの姉が床に倒れ父から殴られている所を見た瞬間、酒の瓶を手にし父親を殴って死に至らしめ、警察に逮捕されてしまいます。

テテは自分の抱える悩みを誰にも打ち明けませんでした。RMは周りの期待に応えられる人でしたが、応えすぎると自分ではなくなってしまう事を知っていたため、テテの悩みにRMは気が付いていましたが見て見ぬふりをしてしまうのです。

2人とも自分ではどうにもできない家庭の問題を抱えつつ、テテは母親に捨てられていることから裏切りや突き放す行為に敏感で、RMの思いとすれ違いが生じてしまいますが、テテはRMを本当の兄のように慕っています。

次に、SUGAとジョングクペア。

SUGAは、小さい頃からピアノを母親に習っていましたが、その指導はとても厳しいものでした。また、父親は音楽への理解もなく、精神的に追い込まれ不安定な状態で、自分のせいだ、自分がここに居なければ。とマイナス思考に考え自己肯定感がとても低いのです。

厳しい指導をしていた母親が、自宅の火事で亡くなります。燃え盛る家を呆然と眺めていたSUGAは、中に誰かいるのかと問われると「誰も居ません」と答えます。その意味は自分でもよく分かりませんでした。

その後は、音楽へ否定的な父親と暮らしますが、折り合いが悪く、荒れた生活を送ります。自己肯定感の低いSUGAは次第に死への願望が強くなり、MOTELで自ら焼身を図り死亡してしまいます。

ジョングクは、父親が「生きることが辛くて耐えられない」と家を出ていき、幼い頃両親が離婚しています。子供ながらに、自分の存在は父親の生きる力にはなれなかったのだ。と考えていました。

その後、母親が子持ちの男性と再婚しますが、義父と義兄にまるでこの世に存在しないかのように扱われ、空気のようになったジョングクは、どこにも自分の居場所がありませんでした。

行く当てもなく街中をふらつき、喧嘩をしたりと荒れくれている時、屋上から飛び降り命を落としてしまいます。

この2人は、生きる事が息苦しいと思っている所が共通項です。自己肯定感の低さから自分に自信がないSUGAは、自分と一緒にいると不幸になってしまうと、ジョングクを突き放してしまうのです。ジョングクにとってSUGAの音楽は”生きていたい”と思えるものでした。

次に、J-HOPEとジミンペア。

J-HOPEは母親と遊園地に行った際、目を瞑って10数えている間にお菓子と共に置き去りにされ、養護施設で育ちます。母親の面影をずっと覚えていて、きっと自分が悪いことをしたから居なくなったのだからと、いつか戻ってきてくれると信じています。

そんな風に考えるJ-HOPEは、周りを失望させないよう常に明るく振舞っており、唯一ダンスをしている時だけが、本当の自分でいられると感じていました。

しかし、ナルコレプシーという急に眠り込んでしまう病気にかかっているのです。これは6人全員が知っている事でした。ですが、この病気は嘘でした。

本当はミュンヒハウゼン症候群という、他人の愛情などを得るために病気を装ってしまう精神疾患にかかっているのです。飲んでいる薬は睡眠薬で、飲むと眠くなりナルコレプシーの病だと周りを信じこませて、自分に関心を得ていました。

そんな中、養護施設の先生が病で亡くなるというショックから、大量の睡眠薬を服用し橋の上で倒れてしまい病院に搬送され入院。その後、病院の階段から転落し大怪我をして、自分を表現できるダンスが出来なくなります。

ジミンは、小学校の遠足で迷子になります。迷っているうちに裏門の倉庫にたどり着き、そこで子供の誘拐を目撃してしまいます。怖くなってその場を走り去り、そのことが原因で発作をよく起こすようになります。

ジミンは元々病弱で入退院を繰り返していましたが、世間体を気にする両親は、ジミンの事を理解しようとしたり向き合おうともせず、入退院の度に転校をさせ続けていたため、友人と呼べる人は、一人もいませんでした。

そんな中出会ったJ-HOPE。何気ない話をしながら一緒に歩いて帰る道のりが好きでしたが、帰り道ジミンは発作を起こし病院に運ばれます。

それから2年もの間、両親によって精神科に強制入院させられてしまうのです。その後、浴槽で入水を図り死亡してしまいます。

2人の共通項は、幼い頃のトラウマを抱えていることです。幼少期の記憶に閉じ込められ前に進めずにいる2人が、踏み出せなかった境界線を飛び出すことが出来るのか。その一歩がとても大きいのです。

そして、最後にジン。

ジンは、厳しい父親に育てられ逆らうことが出来ず、常に父親のいいなりになっており、母親は亡くなり祖母が居るアメリカで生活をしていました。

みんなと出会った学校初日、父に連れられ校長室を訪れました。その際「良い子でいること」を強要されました。しばらくして、6人でつるんでいる事を父に言うと校長に脅されたジンは、7人全員の安らげる居場所”アジト”の存在を密告してしまいます。

ジンは授業中だから誰も居ないと思っていましたが、アジトにはSUGAとジョングクがおり、そのことがきっかけでバラバラになってしまいます。

ジンの密告によりアジトに踏み込んだ教員がジョングクに暴力をふるい、それを庇う形で教員を殴ったSUGAが退学。RMは家庭の事情で引っ越しをしてしまい、ジンは密告の事実を告げぬままアメリカに転校していきました。

唯一の居場所のアジトが無くなり学校に来なくなったテテ。ジミンは発作で入院し、J-HOPEも群れることなく生活していきます。ジョングクは、いつか誰かが戻ってくるかもという思いから通い続けていました。しかし、それが叶う事はありませんでした。

ジンが、アメリカから帰国したのはそれから2年後の事。その時6人の悲劇を知ります。RMの留置所行き、SUGAの焼身、ジョングクの飛び降り、J-HOPEの入院、ジミンの入水、そしてテテの逮捕です。

あまりにも悲惨な現状を知ってしまったジンは絶望し、思い出の海へと向かうのです。どうすることもできない後悔が浮かび涙を流していると声が聞こえてくるのです。

「時間を巻き戻すことが出来たら、あらゆる失敗と過ちを正して、みんなを救えると思うのかい?」

ジンは”皆を救うことが出来るなら何だって出来る”と心の中で答えると、タイムリープの力を授かり、目を覚ますと不幸な事件が起こる日まで戻っていました。これが一番初めのタイムリープになります。

タイムリープと聞くと、いつの時代にも戻ることが出来るように思いますが、そうではなく、救出に失敗するたびに同じ日に戻ってしまうのです。7人全員が見つけ出した答えとは何なのかをMVと一緒に見ていきましょう。

MVの繋がりや考察

MVを見る上で不思議に思う部分が多くあると思います。なんで、このシーンだけ暗い顔なんだろう?このシーンはさっきと話が違うんじゃないのか?など、辻褄が合わない部分が多くあります。

それは、ジンがタイムリープをしているからです。なので、このMVを見た後に次を見れば話が全部つながるのかというと、それは違います。このワンシーンはループ後、このシーンは過去など、様々な見方をしなければ理解できない部分が多くあります。

全てを解読するには膨大な情報が必要になりますので、ところどころ割愛しながらどのような展開になるのか見ていきたいと思います。

また、これが正解というわけではありませんので、こういう見方があるんだなと思っていただきたいです。花様年華シリーズの中でも、花様年華、WINGS、LOVE YOURSELFそしてMAP OF THE SOULへと続くMVをご紹介します。

まず初めは「I NEED U」。このMVは学生時代の楽しい思い出、みんなで歩いて行った海の話と、2年後の彼らの悲劇が交互に映し出されています。ジンが涙を流しカーテンを開ける姿は、タイムリープし過去に戻っている様子です。

次に、見てもらいたいのが「RUN」です。役柄を紹介する際ペアが存在すると言いました。このMVにはペアのシーンが多くあります。また、一見コンテナで楽しそうなパーティをしていますが、ソロのシーンを見るとみんな苦しそうな表情を浮かべています。

ジンが組み立てたトランプタワーが倒れたりする描写は、タイムリープの失敗を意味し、みんなを救えずジンが苦しんでいる様子によりRUNは、失敗を表しています。

次に「花様年華 on stage:prologe」。テテのシーンから始まりますね。テテの手や顔には血の跡があり、I NEED Uでの悲劇後という事になります。電話をかけている相手は、尊敬しているRMです。

テテが悲劇に見舞われているのに、楽しそうにしているシーンが多くあり不思議に思いませんか?それは、テテ以外の5人はジンのタイムループにより救われているからです。テテが父親を死に至らしめた事実を誰も知りませんでした。

ジンは楽しそうにしているみんなをカメラに収めます。タイムループの成功に喜び、思い出の海に向かいます。テテは父親を死に至らしめた過ちに耐えきれず海に身を投げだしてしまうのです。

ジンがタイムループをする前は、逮捕されていたテテですが、タイムループを繰り返すうちに変化を与えすぎて、テテが自ら命を絶つ形に変化している所も注目です。救うためには、現実を変えすぎてしまうのも良くないという事が分かりました。

ここまでの花様年華のMVでは、アーティストとしての彼らにも当てはまります。幼かった少年時代から青春を迎え、その美しさと、大人になる不安が共存しているのが分かります。そして、それに向き合い全力疾走している彼らは、前に必死に進もうとしています。

不安になり、傷だらけになっても走るしかないと。それを繰り返すことが青春であるということ、人生とは美しいだけではなく苦い思いを少しずつ知っていくものだと、気が付き始め自分たちはこれからも走り続けるという意思が感じられますよね。

無名の小さな事務所からデビューし、いくつもの苦難や非難を乗り越え、花様年華シリーズまで駆け抜けた彼らが、ソウル体操競技場で行った初の単独コンサート。無数のアミボムの光輝く中、涙を流すメンバーの姿は忘れられません。

そして、「人生で最も美しい瞬間、青春」を迎えた彼らは、それぞれの行動に変化が出てきます。その様子が分かるのが、WINGSのそれぞれのソロ曲のショートフィルムです。7人の精神状態が分かるのではないでしょうか。

詳細ページ

コンセプトとしては、ヘルマンヘッセ著「デミアン」という小説がベースとなっているというのは公式で発表されています。

小説を理解するには時間を要しますが、このショートフィルムの中に多くの花様年華のストーリーと繋がる部分があります。

誘惑に出会い、悩みもがき、迷っている姿。そして、大人になろうとする姿が、飛び立とうとする鳥の羽ばたきから連想させられます。

WINGSのタイトル曲「Blood Sweet & Tears」。RUNのMVでペア同士奮闘するシーンがありましたが、WINGSでは新たなペアが誕生しています。

ジミンの向き合うべき悩みから目を逸らせようとするSUGA。ジョングクの求めている死を促すRM。テテの父親への憎悪を射抜くJ-HOPE。ラストの鏡越しのジンは、6人を救うだけではなく、自分自身も救うべきだと気が付き、仮面が割れるシーンがあります。

そして、再びタイムリープするのです。そのシーンは、「血 汗 涙JapaneseVer」の最後にでてきます。RMが働くガソリンスタンドに行き、また皆を救いに行こうとするジンの姿がありますね。

次に「Euphoria」。これは「花様年華 on stage:prologe」で救えなかったテテも救い、全てがうまくいき成功しました。そして思い出の海へ。ジンは、ここまでの苦しい道のりを嚙みしめ、テテが昇るはずだった展望台からビデオで撮影し微笑んでいます。

しかし、テテだけが手を振り返すことなく、浮かない顔をしています。これは、自分の悪夢の中では自分が展望台に立っていたような?と思っているからだと思われ、RUNの時もそうですが、ハッとした表情をするときは夢を思い出しているのだと思います。

6人を救えたジンは、最後に自分の悩みを打ち明けようとします。それは学生時代に校長へ密告したことでバラバラになるきっかけを作ってしまったこと。「学生の頃」と話し出すとジンより先にテテが話し出します。

「校長のスパイをしていたことですか?それが原因でSUGAが退学になったことですか?」と言い放つのです。実は、校長へ密告している所を目撃していたテテとRM。しかし、RMはジンにも考えがあるのだろうと、その場で密告を問い詰めることはしませんでした。

さらに「兄さん、それだけですか?ほかにも何か隠しているんじゃないですか?」とジンに問い詰めます。テテは夢の中でみんなが不幸になる事を見ていました。それが現実に起きているのではないか?それにジンが関係しているのではないか?と思っているのです。

ジンは、タイムリープの話も、本当の現実で迎える最悪な結末も、6人に話すつもりがありません。しかし、事実を話さないことで、テテは怒りがこみ上げてきます。そして「僕たちが一緒にいることがそんなに大事ですか?結局みんな一人じゃないですか」と言い放ちます。

その言葉に激怒したジンはテテを殴ってしまいます。そのシーンは「血、汗、涙JapaneseVer」のMVに登場しますね。미안해(ミアネ)ごめんと謝っているシーンでは、本当の事を言えなくてごめんという意味が含まれていると思います。

そしてまたバラバラになってしまいます。最後にジョングクが車に轢かれているシーンがありますね。これはI NEED Uでも出てきました。

事故にあったジョングクが入院しているのが分かる、LOVE YOURSELFシリーズの「Highlight Reel”起承轉結”」のショートムービー。

LOVE YOURSELFシリーズは「本当の愛は自分を愛することから始まる」というメッセージがあり、7人がバラバラになってからの日々が描かれています。

一人一人細かく見て説明したいところは沢山あるのですが、ここで注目したいのは、タイムリープを繰り返しているジン。

ジンは踏切で赤い手帳を拾います。そこには彼女の夢が書いてあり、ジンはその夢をかなえてあげる事にします。しかし、手帳を拾ったことは内緒にしていました。今の自分を好きになってくれるか怖かったからです。

ある日、スメラルドの花束を彼女にプレゼントしようとした日、目の前で車に轢かれてしまうのです。自分の悲劇によりまたタイムリープをしてしまいます。

そして映像の最後にはこのような文章があります。

時間を戻すことが出来るなら、僕たちはどこに戻るべきだろうか

その場所に辿り着いたら、全ての間違いと過ちを正し、

幸せになる事ができるだろうか

数えきれないほど多くの季節を繰り返しても、辿り着けない場所がある

結局向き合わなければならないのは、昨日とは違う嵐

その真ん中を突き進んでいくと、恐れずに愛するという事

ためらいと別れる事、僕自身として生きていくという事

ジンが繰り返し着替えている様子は、何度もタイムリープをしているという事、そして疲弊している姿から、結局うまくいっていないという事が分かります。

自分自身を受け入れられないため、本当の自分の気持ちを伝えられず、成長出来ない姿が見られます。

そしてジンのソロ曲「Epiphany」。何度も部屋を出たりしているのは、自分自身と向き合おうとしている葛藤だと思われ、そして最後には拾った赤い手帳を握り部屋を出ます。映像の最後に出てきた言葉にすべてが語られています。

自分を探す旅の最後に辿り着いたのは、再び元の場所

結局、探すべきものは全ての始まりであり、

道しるべは魂の地図

誰にでもあるけれど、誰にも探すことのできない

それを僕はこれから見つけたい

この文を見て、自分自身を受け入れ、向き合い、そして前に進もうという事だと感じました。そして、それを思い浮かべるのが、リーダーRMの国連でのスピーチです。誰もが経験することとしてメッセージとして伝えていますよね。

「昨日、僕はミスをしたかもしれません。でも過去の僕も僕に変わりありません。今の僕は、過去のすべての失敗やミスとともにあります。僕は今の自分も、過去の自分も、将来なりたい自分も、全て愛せるようになりました。」

成長する過程で苦しむことがあるかもしれないけれど、それは誰もが経験する事。そして、それは自分自身と向き合い好きになる事で、先に進むことが出来るという事。

私達は、ないものねだりの人生です。学生の頃は早く大人になりたいと思い、大人になると学生時代に戻りたいと、過去に戻りやり直したいと思う瞬間がやってきませんか?しかし、もしも戻れたとしても、今のままの自分で戻ったら結局同じような道を歩むことでしょう。

「LOVE YOUR SELF」は、青春に別れを告げた大人が一番受け入れるべきものが何か。それは「自分を愛するという事」。過去の過ちも自分を好きになる事で受け入れることが出来ると教えてくれています。

そんな大きなテーマを掲げた彼らは、世界中のARMYから愛されるようになりました。すると、また今までとは異なる別の悩み、彼らの中の光と闇が出てきました。

しかし、自分自身を受け入れようとし、過去と向き合い、前に進もうとする姿が表現されている「MAP OF THE SOUL」と続きます。SOUL=魂=故郷ソウルにかけられています。

続きのMVと共に考察していきたかったのですが、少々長くなりましたので、またの機会にご紹介できるよう勉強させていただきますね。

まとめ

花様年華シリーズを今回まとめてみましたが、いかがでしたか?ご紹介できていない部分が多くあり、これはほんの一部を抜粋しただけなので、花様年華をはじめて見る方には少し難しいかもしれません。

かなり壮大なストーリーとなっていますよね。理解できない部分が多くありますが、アーティストとしての彼ら、そして私達も共感する部分が多くあり、ARMY達が沼落ちしてしまうポイントです。

いまだに続いているのでは?といわれている花様年華。こんなに長く続くシリーズをI NEED Uの時から考えていたのかと思うとすごすぎますよね。考察しようとすると何時間も釘付けになります。

花様年華「人生で最も美しい瞬間、青春」を駆け上がる彼らの事を、これからもずっと見守っていきたいですし、新章へ進む彼らをいつまでも応援します!

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