6月14日にBTS公式YouTubeチャンネルで「今後一定期間グループ活動だけでなくソロ活動にも力を入れていく」と発表したBTS。
6月10日にリリースしたアンソロジーアルバム「Proof」がグループとしての一区切りということでリード曲「Yet to Come」に大きな注目が。今回は「Yet to Come」のMVが花様年華と繋がっているとのことで過去のMVと共に詳しく調査してみました!
「Butterfly」のジョングクのポーズに「Spring Day」のメリーゴーランドと、BTSを語るうえで欠かすことができない「花様年華」の要素がふんだんに盛り込まれており、ARMYとしては見逃せないMVに・・・!
Yet to Comeはどんな曲?
「Yet to Come」は「まだこれから」という意味を指します。また、正式タイトルは「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」で、「最も美しい時はまだこれから」と解釈されBTSの「Chapter1」の最後に相応しい曲ということが分かりますよね。
そうするとBTSの大きなコンセプト「人生で最も美しい瞬間」と意味される「花様年華」が思い出され、「Yet to Come」と合わさることで「人生で最も美しい瞬間はまだ終わっていない」と宣言しているように感じないでしょうか。
「Yet to Come」はBTSの集大成のような楽曲で、過去・現在・未来をメンバーとARMYが共に歩んできたというメッセージが込められています。
世界的ヒットを飛ばし、K-POPアイドルとして偉業を成し遂げてきた今現在がBTSにとって「花様年華(人生で最も美しい瞬間)」かと思われますが、彼らは今回の「Yet to Come」でそれに対し疑問を問いかけている歌詞も・・・。
「So was it honestly the best?(あれは本当に最高の瞬間だったのか)」とジョングクのパートから始まる歌い出しは、「まだ最高の瞬間はまだこれからだ」という彼らの決意を感じると共に、グループとしての「Chapter2」に期待を持たせてくれています。
Yet to ComeのMVは過去作のオマージュだった
「Yet to Come」のMVには過去作のオマージュが所々にちりばめられており見どころがたくさん!色々な考察はありますが、その中でも特にオマージュだと分かりやすいシーンをまとめてみました♪
Butterfly
- 冒頭にジョングクが手で輪を作り覗くシーンは「Butterfly」のMVのシーンとまったく一緒ですよね。6月8日に「Yet to Come」のティーザーが公開され、このジョングクのシーンで「花様年華」だとARMYたちは気づき、一気に期待が高まった瞬間でした。
このことに気づきもう一度ティーザーを見返してみるとメンバーたちが着ている衣装も「花様年華」で着用していたものに似ているという事が判明・・・!「もしかしてあのMVが原型になっているのでは?」と世界中のARMYは考察を始めました。
そして、彼らのこの #YetToCome の衣装やコンセプトに既視感を感じると思ったら、みんな過去の音楽の世界をオマージュしてるの、気づいたARMYたちみんな感心しては彼らのこういう細かい仕掛けに痺れちゃうし涙腺崩壊してしまうじゃないですか…現在と過去と未来を繋ぐ #TheMostBeautifulMoment pic.twitter.com/ylvSWOrYkq
— ⁷뮤즈¹³slow (@muse_jm13) June 8, 2022
当時は幼さが残っていましたが、すっかり大人の顔つきに変わったジョングクの表情にも注目してみてください♪
Spring Day
オマージュされていると一番分かりやすかったのが「Spring Day」で、「You never walk alone」と書かれたメリーゴーランド前にたたずむジョングクの姿にハッとさせられました。
メリーゴーランドを見つめる姿、映す角度なども「Spring Day」そのもので、見覚えのあった方も多かったはず。
さらにボーダーの衣装を着たジミンが砂漠を歩き白い靴を見つけるシーンや、顔を覆う仕草も正に「Spring Day」を感じさせ、短いヘアースタイルも当時の髪型に寄せたのでは?と思わされました。
この他にもJ-HOPEのソロパートシーンでの背後の列車や、ラストシーン間近のテテのカメラポーズ、そしてラストシーンではバスの座り位置まで「Spring Day」にリンクされています。
Yet to Comeは花様年華考察というよりリアルな彼らのメッセージに集中したいなと思っていますが、ちょっとだけ。
ホビのところで出てくる電車、Spring Dayのオマージュとも言えるけど、花様年華のホビにはよく橋の上から電車を眺めているという設定があります。だから1人旅でついにその電車に乗る。 pic.twitter.com/1s9krTYAts— Aoi@ ⁷ (@ue_aoi_34152) June 10, 2022
spring day yet to come pic.twitter.com/X3lPFBBrpL
— ً (@healwithtae) June 21, 2022
このことから「Spring Day」のオマージュが今回のMVでより多く使われていることが分かりました。ファンが選ぶBTSの好きな曲1位に選ばれるほど大人気の「Spring Day」はメンバーにとっても大切な曲なのでしょうね♪
Just One Day
「Butterfly」のオマージュでジョングクが手で輪を作り覗いた先にはメンバー7人の座っている姿が。その並び順がBTSのデビュー当時を彩った「学校三部作時代」の「Just One Day」の位置と同じだったのです。
昨日MV解禁でSpring DayやRUNや血汗涙のオマージュが注目されてたけど、私が最初に目に入ったのは大好きな “Just One Day” のオマージュ
もちろん座り位置も再現❣️
ここだけ見て『あーオマージュいっぱい入れてくれてたのね』って思った#BTS_YetToCome #BTS_Proof pic.twitter.com/Bjbz9HWTEx— nao (@CHIMMY_JIMIN_) June 11, 2022
また「Yet to Come」のMVは砂漠が舞台ですが、耳を澄ますとこのシーンには波音が。「僕たちが一緒なら砂漠も海になる」という言葉は今までにコンサートのスローガンや写真集のサブタイトルなどにも多く使われてきており、ARMYにとっては馴染みがあります。
2017『私たちが一緒なら 砂漠も海になる』
2019『砂漠の時も海で満たされている時も アミはずっとそばにいるよ』
ナム『みんなは僕たちの海です。心配しないで』
私『大号泣』 pic.twitter.com/C8StAowXx6
— アイリ (@BTS_JapanArmy05) January 12, 2019
初期の「Just One Day」をオマージュしたということは、今まで乗り越えてきた過去を振り返っているとも取れますよね。
血、汗、涙
ジンが大きな黒のSUVに腰をかけ眺めている視線の先には「血、汗、涙」に登場した羽が生えた彫刻が。「血、汗、涙」のMVでこの像には黒い羽根が生えており「悪魔」という設定でしたが、今回は白に変わっていたのでこれにも何かの意図を感じます。
またジンがテテを目隠ししているシーンがあるのですが、「血、汗、涙」のMVではテテがジンを目隠し。
過去のMVのオマージュなのはわかったけど、テテジン入れ替わってるのがすごく気になる考察は任せます#YetToCome pic.twitter.com/EJY27NJaGn
— アルパかえ (@alpaca921204) June 10, 2022
「血、汗、涙」では悪魔の誘惑にジンが乗ってしまうという考察がされていましたよね。そのことを加味し、今回のMVでは立場が逆転したということでジンはテテに「明るい未来」を見せたかったのでは?とARMYの間で憶測を呼んでいます。
RUN
MVの中盤でメンバー全員歌っている場面で乗っている車は「RUN」でジンが運転していた黒のSUV車です。メンバー全員で「Back To One」と一斉にポーズをとっている姿は「RUN」のMVでバスタブに入っているシーンととても似ていますよね
カムバおめでとう.ᐟ .ᐟ
今までのMVがオマージュされていて涙腺崩壊本当に素敵すぎる~~7人でいてくれてありがとう。
そして “Yet To Come”#BTS #방탄소년단 #BTS_Proof #YetToCome #TheMostBeautifulMoment pic.twitter.com/akweegrDtc— gukuboo (@__jkang9125) June 10, 2022
さらにこの他にもRMのソロパートで「RUN」で登場していたコンテナが映っていました。普通なら見過ごしてしまいそうなシーンでしたが、「20219」という数字が書かれており「RUN」の冒頭のシーンでRMが扉を開けているあの貨物列車のコンテナなのです!
だってさあたしがすげーと思ってめっちゃ覚えてるのが今回のMVにもでてきたけどこのRUNのMVにもでてきたコンテナ!ここに書いてある数字MOSのアルバムが出た日なんだょRUNって何年前って話しでしょ❔偶然かもだけどほんとすごいょ♀️ pic.twitter.com/V7OZIWROHw
— ℕταë✰ᴾʳᵒᵒᶠ (@tae_kana_BTSv) June 10, 2022
No More Dream
デビュー曲「No More Dream」MVに登場した黄色いバスも登場。メンバー全員がバスに向かい走り出し、ラストシーンでは「Spring Day」のMVで乗っていた列車での席順通りに座っているメンバーたち。お互い微笑みあったりと穏やかな彼らの表情が印象的でした。
想い出のモチーフとオマージュ
頭の中は YetToCome のリフレインなんでこんなに切ないの
なんで涙が溢れるの
最高過ぎる序章余韻は深い最高の瞬間はまだこれからと
未来に向かう7人の
輝く明日見てみたいThe most beautiful song is #YetToCome from #BTS ‘s new album #BTS_Proof @BTS_twt pic.twitter.com/I9vgaGoOkJ
— べるーが⟭⟬PROOF⟬⟭ (@aldebaran5558) June 12, 2022
「花様年華」シリーズのMVは儚げでどこか不安そうな表情を浮かべているシーンが多かったですが、今回の「Yet to Come」ではそのイメージが払拭され、これからの明るい未来を感じることができましたよね。
やっと落ち着いてきた
あまりにも花様年華すぎて途中から号泣で良く見えず今までのMVのオマージュが〜
最後School busが現れて、みんなで駆け寄って
みんな笑顔で
席もSpring Dayと同じで
最後も波の音で終わって文字数https://t.co/NnY4xnihix#YetToCome #BTS_Proof pic.twitter.com/NlZ7EB7Cni— ku-min_ipurpleyou_v_v (@IpurpleyouV_V) June 10, 2022
「Yet to Come」のMVでは車・電車・バスと過去のMVで使用した乗り物が再登場することが多く、ラストシーンに「No More Dream」の黄色いバスを登場させたことは正しく彼らの「原点回帰」を象徴させていたのではないでしょうか・・・。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は新曲「Yet to Come」の花様年華と繋がっていることを過去のMVと共に検証しご紹介しました。まさに過去のMVのオマージュが盛りだくさんで見ごたえがあり、ファンのみならず多くの人に響くはずです!
「Yet to Come」のMVは見れば見るほど「このシーンもリンクしているのでは・・・?」と新たな発見があるのでぜひ探して見てくださいね♪
そして「You and I, best moment is to come(僕も君も最高の瞬間はこれからだ)」という最後の歌詞の通り、これからもBTSメンバーの輝く瞬間を見届けましょう!