現在も日本で繰り返し放送されている、韓国の人気時代劇ドラマのひとつ「奇皇后」ですが、2023年で韓国での初回放送から10年周年を迎えようとしています。
作中で激しい戦いと愛憎渦巻くストーリーを繰りひろげた、出演者の現在は一体どうなっているのでしょうか。ドラマの見どころやあらすじとともにご紹介いたします。
奇皇后はどんなドラマ?見どころは?
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「奇皇后〜ふたつの愛 涙の誓い〜」は、韓国国内で2013年10月28日〜2014年4月29日、全51回にわたって放送された時代劇ドラマです。同作品は高麗から元へ貢物(貢女)として送られ、貧しい身分から皇后にまで登り詰めた実在の人物をもとに描かれています。
このドラマは、命の恩人である高麗の王・ワン・ユと、自身に一途な愛情を向ける元の皇帝・タファンとの間で、複雑な心境を抱える主人公のキ・ヤンといった三角関係が見どころのひとつ。
さらに後宮での権力争いや、権力を意のままにする強大な敵への復讐劇など、韓国時代劇の王道展開が全て詰め込まれたドラマ作品となっています。その一方で、のちに奇皇后となるキ・ヤンという女性主人公が、屈強な人物として描かれていたのが新しく感じられました。
放送当初は、謎の多い人物であった奇皇后を題材にしたため「歴史を歪曲した。忠実なものではない」といった批判の声もあった同作品。しかし、出演者の高い演技力やストーリー展開、細部までこだわった美麗な映像によって、高視聴率を記録するまで成長しています。
出演者の現在
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奇皇后放送終了後、俳優として活動の場を広げた方や、同作品をきっかけに増加した日本ファンのためにファンミーティングを開催するなど様々。プライベートな面では公開恋愛・結婚に至ったキャストも。
ヒット作に恵まれた俳優陣のその後は、一体どうなっているんでしょうか?
・ハ・ジウォン(キ・ヤン/スンニャン)
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1人目に紹介するのは、主人公のキ・ヤンおよびスンニャンを演じた、ハ・ジウォンさんです。
奇皇后出演前後も、ドラマ作品や映画作品に引っ張りだこだったハ・ジウォンさん。近年では2022年10月31日から、韓国国内で放送が開始されたドラマ作品「カーテンコール:木は立って死ぬ」に出演。
本作品でハ・ジウォンさんは、1950年代を生きたチャ・グムスンと、現代の2020年を生きるチャ・グムスンの孫であり、ホテルの総支配人として働くパク・セヨンといった一人二役を演じています。
また、2022年11月にファンミーティング「2022 ハ・ジウォン 7th ファンミーティング-Haji Want U-」を東京と大阪で開催。約3年ぶりとなる来日を果たし、日本で応援するファンの愛情に応えました。
・チュ・ジンモ(ワン・ユ)
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2人目に紹介するのは、高麗の王であるワン・ユを演じた、チュ・ジンモさんです。
近年では、2019年のドラマ作品「ビッグイシュー」に出演。作中でチュ・ジンモさんはエリート写真記者という人生から、たった一枚の間違った写真で全てを失い、ホームレスになったハン・ソクジュ役として登場。
また、プライベートな面では2019年6月1日に結婚。お相手は10歳年下のミン・へヨンさんという方で、家庭医学専門医として番組にも出演し「医師界のキム・テヒ」と呼ばれていた人物です。
その一方で、2020年1月に個人用携帯電話がハッキングされ、個人情報を流出させない代わりに金品を犯人から要求される事件に巻き込まれたことを報告。現在は事件の影響もあり、活動休止状態となっているため、続報が待ち望まれています。
・チ・チャンウク(タファン)
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3人目に紹介するのは、元の皇帝であるタファンを演じた、チ・チャンウクさんです。
奇皇后で披露した、高い演技力が評価され主演作品が激増。2022年度にはNetflixオリジナルシリーズ「アンナラスマナラー魔法の旋律ー」にリウル役として、また8月に放送が開始された「あなたの願いを言えば」にユン・ギョレ役として、2作品で主演をつとめています。
2023年度には、Disney+で独占配信が予定されている「The Worst of Evil」に出演が決定。さらに、新ドラマ「ウェルカム・トゥ・サムダリ」への出演オファーを受け、前向きに検討していることが所属事務所から発表されています。
多忙なチ・チャンウクさんですが、2023年2月3日には横浜で「2022 Ji Chang Wook Fan Meeting〈Reach you〉in YOKOHAMA」を開催。韓国国内のみならず、アジア諸国から支持されるチ・チャンウクさんの活躍が、これからも大いに期待されています。
・ペク・ジニ(タナシルリ)
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4人目に紹介するのは、タファンの1人目の皇后であるタナシルリを演じた、ペク・ジニさんです。
現在、2023年に放送が予定されている「本物が現れた!」に出演予定。作中でペク・ジニさんは人気インターネット国語専門講師であり、外見性格ともに支持されるオ・ヨンドゥ役として主演に抜擢されています。
また、プライベートな面では俳優のユン・ヒョンミンさんと公開恋愛中。2016年4月から交際を開始し、現在もSNS上でも微笑ましいやりとりをしていることから、結婚が期待されている長期交際カップルのひと組として知られています。
・キム・ソヒョン(皇太后)
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5人目に紹介するのは、元の先帝皇后を演じたキム・ソヒョンさんです。
韓国を代表する女優として活躍するキム・ソヒョンさんは、2022年11月11日に所属事務所であるキーイーストと再契約したことを発表。大物俳優陣が揃う芸能事務所であるキーイーストとともに、今後も多くの活動を行なっていくとファンに報告しました。
2022年12月1日からは、主演をつとめるドラマ作品「今日は少し辛いかもしれない」が放送開始。作中でキム・ソヒョンさんは末期がんを告げられる出版社の代表、ダジョン役として出演し、自然な演技のために役作りに励んだと雑誌インタビュー内で話しています。
・チン・イハン(タルタル)
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6人目に紹介するのは、キ・ヤンを支える軍師タルタルを演じた、チン・イハンさんです。
奇皇后に出演したのをきっかけに、実力派俳優として知名度が上昇しドラマ主演作も増加。また2019年11月には映画作品「顔のないボス」および、2020年5月に公開された「顔のないボス:語りきれなかった話 監督版」にキャスティングされました。
さらに2023年3月6日に初回放送が予定されているドラマ作品「オアシス」に出演が決定。1980年代〜1990年代の韓国を舞台にした同作品内で、オ・マンオクという人物を演じると報じられており、放送前から多くのファンの期待が寄せられています。
・チャ・ドジン(タプジャヘ)
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7人目に紹介するのは、キ・ヤンの敵勢力の武将であるタプジャへを演じた、チャ・ドジンさんです。
2013年の奇皇后出演以降も、現代劇ドラマ作品を中心に出演。2019年のドラマ作品「ザ・バンカー」では、建設会社グループ会長の息子であるチョ・ヨンギョンを演じています。
また、2020年には活動名を芸名であったチャ・ドジンから本名のイム・ソンギュに変更。同年12月から、韓国のインスタントコーヒーブランドである「KANU ウィンターブレンド アメリカーノ」の広告に起用されています。
・クォン・オジュン(チェ・ムソン)
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最後にご紹介するのは、ワン・ユに忠誠を貫いた護衛長のチェ・ムソンを演じたクォン・オジュンさんです。
2021年、宇宙少女、SF9・DIAといった多数のK-POPアイドルメンバーが出演していることで話題になったウェブドラマ作品「ラブ・イン・ブラックホール」に出演。俳優活動を継続しています。
一方で「息子は体がとても弱く、平凡に生まれなかった。とても特別な子を育てているんだなと思っている」と、家族が難病を患っていることを激白。韓国国内で放送されたテレビ番組「国民の夫」内で、息子を想い涙する様子が公開され、話題となりました。
まとめ
最初はマイナスな印象を持たれながらも、キャスト・制作スタッフ陣が力を合わせたことで、ヒット時代劇ドラマへと評価が一転したドラマ作品、奇皇后。
まだ未視聴の方も、すでにご覧になった方も、初回放送から10周年を迎えるのを機にご覧になってみてはいかがでしょうか!