BTS

【BTSの出身地と方言】日本で言うと?今でも方言を使っているの?

韓国を飛び出し、今や世界を舞台に活躍しているBTS。5年連続ソウルの観光広報大使を務めるなど、まさに韓国を代表するスターとなったBTSですが、実はメンバー全員がソウルではなく地方出身。

彼らが韓国のどんな街で育ってきたのか気になりますね。ということで今回はBTSメンバーの出身地と方言について、日本の都市と比べながらまとめてみました。

【BTS子供時代再現】どんな子供だったの?メンバーの画像とともに紹介!
【BTS子供時代再現】どんな子供だったの?メンバーの画像とともに紹介!世界ナンバーワンボーイズグループとなったBTS。そんなBTSが子供時代に撮った同じ服装、ポーズで再現写真を公開し、かわいすぎる!!と話題...

BTSはソウル出身は一人もいないグループ!

BTSはメンバー全員が地方出身ですが、これは韓国のアイドルグループではかなり珍しいこと。韓国は総人口の1/5、約1000万人がソウルに住んでいるため、4~5人のグループでもソウル出身者が数人いるのが普通なんだそう。

メンバーがそれぞれ方言を使ってお国自慢をする「八道江山(パルドガンサン)」や、地元への思いを歌った「Ma City」などは、BTSがメンバー全員地方出身だからこそ生まれた曲ですね。

楽曲では出身地への思いを大いに語っているBTSですが、いまだに方言も使っているのでしょうか?

メンバーは方言を使っている?

韓国ではソウルに対して憧れを持つ人が多く、地方からソウルに出てくると方言を隠したり、すぐに矯正したりする人がほとんどだそうです。標準語を話せない=教養がないとみなされてしまうんだとか。

BTSメンバーもインタビューなどでは、韓国人が聞いても地方出身とはわからないくらいきれいな標準語を話しているようです。

でもメンバー同士で気軽に話すときや、ホーム感の強い「Run BTS!」の撮影中などは、ついつい方言が出ることも。ふとしたときに出る方言は、彼らの素の姿が垣間見られた気がして嬉しくなりますよね。

ここからは、メンバーそれぞれの出身地と方言についてみていきましょう。

ジン

ジンの出身地は京畿道(キョンギド)の果川(クァチョン)。京畿道はソウルを取り囲むように広がっているエリアで、日本でいうと埼玉や千葉など、都心のベッドタウンといったイメージでしょうか。

ソウルに近いこともあり方言はほとんどなく、標準語を話す人が多い地域です。ジンも基本的には標準語を話していますが、たまに両親の出身地である忠清道(チュンチョンド)の方言がでるようですね。


忠清道の方言はおっとりと語尾を伸ばすのが特徴で、ジンの方言は韓国語ネイティブに田舎のおじいちゃんのような喋り方に聞こえるんだとか(笑)。想像するとなんだかかわいいですね。

【BTSの顔】昔と今で変わった?画像とともにメンバーごと紹介!
BTSジンの育ちの良さが分かる家族エピソード!母親との秘話に感動!韓国からアジア、そして世界へ躍進しているBTS。何かと話題に上がり、知らない人はいないんじゃないか?というほど、彼らの人気は計り知れませ...

SUGA

SUGAは慶尚道(キョンサンド)の大邱(テグ)出身。大邱は位置関係や都市の規模から日本だと名古屋に似ているといわれています。盆地のため、夏は暑くて冬は寒い街だそう。

大邱のある慶尚道は方言がかなり強いと言われている地域で、SUGAのほか、ジミン、テテ、ジョングクもこの地域出身ですね。慶尚道の方言は、抑揚が強くて早口なのが特徴です。

SUGAが練習生としてソウルにでてきたころには慶尚道の訛りがきつかったため、標準語に矯正するトレーニングを受けたそうです。そのため現在はきれいな標準語を喋っています。

たまに方言で話すこともありますが、うっかり出てしまうというよりはふざけるときにあえて使っているような感じですね。SUGAの方言は、慶尚道出身の人にしてはゆっくりな話し方だそうです。

J-HOPE

J-HOPEの出身地は全羅道(チョルラド)の光州(クァンジュ)。韓国南西部の中心都市で、食べ物がおいしい街として知られています。

全羅道の方言は独特のイントネーションがあり、特有の語尾や感嘆詞を多く使うのも特徴です。そのイントネーションから、日本語だと広島弁や、大阪弁にたとえられることもあるようです。

J-HOPEは標準語で話しているときも独特のイントネーションがありますが、これは全羅道訛りの名残のようですね。

全羅道出身の人たちの話し方は韓国人には親近感があるように聞こえるらしく、J-HOPEが放つフレンドリーな雰囲気はそういった言葉使いも影響しているのかもしれませんね。


J-HOPEも基本的には標準語で話しますが、メンバーだけで過ごしているときなどにふいに方言が出ることも。感嘆詞の「아따(アッタ)」や、語尾の「잉(イン)」など、全羅道の言葉は響きが可愛い表現が多いですね。

RM

RMはソウル生まれですが、5歳のときに京畿道の高陽(コヤン)に引っ越したので、RMにとって地元といえば高陽のようです。「Ma City」でも高陽について歌っていました。

方言のない京畿道出身のRMは昔から標準語を使っていますが、たまにJ-HOPEが話す全羅道の訛りが出ることがあります。J-HOPEの方言を真似しているうちにうつってしまったそうで、クサズの仲の良さがよくわかりますね。

RMは他のメンバーの方言もよく真似するため、いろんな方言が混じったRM固有のイントネーションで話すことも。RMが話すイントネーションは、ナムジュンと方言を意味するサトゥリを合わせて「ナムトゥリ」と呼ばれています。

ジミン

ジミンの出身地は慶尚道の釜山(プサン)。釜山は韓国の第2の都市であることや出身者の性格などから、大阪にたとえられることが多いですね。映画やドラマなどでも、釜山訛りの韓国語は関西弁に訳されていたりします。

ジミンも他のメンバーと同じく練習生時代に標準語に矯正。本人は釜山訛りで話しているつもりでも、地元の友達からは「すっかり標準語を喋っている」と言われるんだとか。

ただ嬉しいときや怒ったときなど、感情が高ぶった際には今でも釜山訛りが出ることがありますね。

そんなジミンの釜山訛りが好きなARMYは多いのではないでしょうか。いつもはかわいらしいジミンが、方言になると語調が強まって急に男らしい雰囲気になりますよね。

ジミンは一時期V LIVEでテテと一緒に方言講座もしていました。「もうすっかりソウル男子だから」という理由で方言講座はやめてしまったようですが、いつかまたしてほしいですね!

テテ

テテの出身地はSUGAと同じく慶尚道の大邱です。方言が強い地域の出身なのでテテもソウルにきて標準語に直したようですが、今でもふとしたときに大邱訛りがでていますね。

あるバラエティー番組で方言を使って喧嘩をするというシチュエーションでは、ジンに対して大邱訛りで「口から角質が出るぞ」と独特の罵り方をしたことも。

同郷出身の共演者からは「そんな表現聞いたことない」と言われていましたね。方言だろうがテテ語が出てしまうようです(笑)。

また、大邱で開催された「SBS歌謡大祭典2020」では、肩の治療でグループ活動を離脱していたSUGAに向けて大邱訛りでメッセージを伝えたこともありました。

「ヒョン見てるか?次は一緒に来ような」というテテのメッセージに対して、SUGAはWeverseで「見てるよ」とリアクション。同郷の2人の絆が感じられましたね。

ジョングク

ジョングクはジミンと同じく慶尚道の釜山出身。とはいえ、中学生のときに事務所の練習生になり上京したため、ソウルで暮らしている期間はかなり長いです。それでもいまだに頻繁に釜山訛りのアクセントで話していますね。

ジョングクは上京した際に標準語に直すのが嫌で、あえてきちんと矯正はしなかったんだそう。釜山出身者はソウルにきても方言を直さない人が多いと言われているそうですが、ジョングクもそのタイプのようですね。地元愛の強さを感じます。

釜山でファンミーティングを開催した際には、釜山訛りで「釜山だからね~」と話す動画を投稿して地元のファンを喜ばせました。

ただジョングクの方言は完全な釜山言葉ではなく、標準語の単語と釜山訛りのアクセントがミックスされた感じなんだとか。標準語を話すメンバーと一緒にソウルで生活するうちに、言葉が混ざってしまったのかもしれませんね。

まとめ

今回は、BTSメンバーの出身地と方言についてまとめてみました。

故郷についての曲をたくさん作っていたり、今でも方言を使っていたりと、メンバーそれぞれ地元への愛着があるのがわかりましたね。メンバー同士で方言がうつってしまっているのも、彼らの仲の良さが伝わってほっこりしました!

最後までお読みいただきありがとうございました。

【 BTS の家族】メンバーの家族構成・写真・エピソードまとめ!BTSはアメリカのビルボード、イギリスのUKオフィシャルチャート、日本のオリコンチャートなど、世界各国で1位を獲得し、Spotifyやi...
【BTSデビュー前】練習生のきっかけと壮絶な努力と苦悩!今や世界的アーティストとなり、華々しい功績を残し続けているBTSにも下積み時代がありました。 彼らがどのような経緯でBTSのメンバ...