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Permission to Danceに隠されたメッセージを徹底解説!

明るい未来に導くような、希望に満ちたBTSの『Permission to Dance』。共感しながら共に前へと進むポジティブな楽曲で、世界中の人々の心に響いたメッセージソングです。

今回はBTSが送る『Permission to Dance』に隠されたメッセージについて迫ります。一体どんなメッセージが込められているのでしょうか。

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Permission to Danceを徹底解説

実は楽曲の中に様々なメッセージが込められているPermission to Dance。それは公言されているものから、ARMYによって考察されているものまで様々。

BTSとエド・シーランの2度目のコラボ曲で、YouTubeでMVが公開された際にはたった3日で1億回再生を突破しました。かなり話題になりましたよね。


これまでのBTSとは少し違うポップな曲調と印象的なダンス。そしてPermission to Danceは直訳すると「ダンスの許可」という少し不思議なタイトル。今回はそれらに隠されたBTSからのメッセージについてまとめてみました。

国際手話が用いられたダンス

Permission to Danceといえば、ついついマネしたくなるようなサビの振り付けですよね。これまでの難易度が高い『魅せるBTSのダンス』とは違い、年齢や経験に関係なく誰もが一緒に踊れる振り付けが魅力です。

この印象的なダンスは、国際手話の動作がモチーフとなっています。親指を伸ばしてほかの指を曲げた状態で、胸の前で上下させる動作が「楽しい」。人差し指と中指を手のひらの上で左右に動かす動作が「踊る」。そして両手を広げてVを作る動作が「平和の象徴」を意味しています。


手話は基本的に国によって異なりますが、全世界共通で使える国際手話を用いることで、国籍や人種、そして聴覚障害がある人などにも隔てなく「一緒に踊ろう」という強いメッセージが込められています。

差別をなくし、世界中の人々が手を取り合って、共に踊れるような平和な世の中を望んでいるのです。そして音楽があれば、それが可能だとBTSは歌っています。聴いているだけで心が晴れやかになりますね。


またPermission to Danceはコロナ禍でのつらい心を支えるような、励ますような歌詞も特徴的。

踊りたい」「音楽が僕を動かす」「何も僕たちを止めることはできない」「計画は壊して ただ輝きながら生きよう」「僕たちが踊るのに許可はいらないのだから」と率直な言葉の数々が綴られていて、胸を打ちます。

ひいてはコロナ禍にあっても、踊ること=楽しむことは自由なんだと歌っているのですね。


魅力的なダンスはサビだけではありません。全体的な振り付けの中に『繋がり』を意識していることが分かります。ジミンが高く伸ばした指を別カットでジンが掴んで繋いだりJ-HOPEからSUGAへとリンクしながらダンスがシフトしたり

流れるように繋がっていくPermission to Danceの振り付けは、コロナ禍において薄れてしまった人との繋がりを重視していると考えられます。ダンスひとつとっても、ぎゅっと意味が詰め込まれているのです。

公開日はARMYの誕生日

Permission to Danceが発表されたのは2021年7月9日。この日は「ARMY」という名称が、ファンクラブの投票によって決められた記念すべき日。いわばARMYの誕生日です。8回目の誕生日当日に、希望に満ちた楽曲を発表してくれたのですね。

ちなみにBTS(防弾チョッキ)といつも一緒にいるARMY(軍隊)という意味が込められてるARMYですが、「Adorable Representative M.C for Youth」=「若者を代表する魅力的なMC」の頭文字をとったものでもあります。

ちなみに誕生日とは別に、結成日は2014年3月29日となっています。初のファンミーティングでは、BTSファンクラブ創立式が行われました。


BTSのシンプルなロゴマークはがモチーフとなっていて、「成長するために前へ向かって進むこと」を象徴しています。そして対となるARMYのロゴは、BTSメンバーが開けた扉に向き合うデザイン。BTSとARMYのふたつの扉は、このロゴによって繋がっているのです。

そんなARMYの誕生日に公開するところが、ARMY思いなBTSらしいですね。何よりも嬉しいプレゼントになったのではないでしょうか。

パープルの風船に込めた想い

MVの中で度々姿を現すのがパープルの風船です。今やすっかりPermission to Danceのイメージになっていますよね。この風船には「コロナウイルスの収束」を表していると言われています。

MVの冒頭ではウエイトレスがバターの乗ったパンケーキを運んでいますが、その顔にはマスクが。このことからMVでもパンデミックの世界観を表現していることが分かります。そしてウエイトレスが顔を上げた先にいたのは、巨大なコンテナの上に座るジョングク。

ジョングクは手に持っていたパープルの風船をふっと離してしまいます。空を舞う風船を眺めるこのシーンは、素性不明の世界的アーティストバンクシーの『赤い風船と少女』という反戦の意味が込められた作品のオマージュなのではないかと言われています。


そしてジョングクが座る巨大コンテナに描かれたパープルの風船の中には「LIVE JUST LIKE WE‘RE GOLDEN」=「輝きながら生きよう」との文字が。これはPermission to Danceのサビでテテが歌ったパートの歌詞です。

このことからパープルの風船は「輝かしい未来」を象徴していることが窺えます。つまりはコロナウイルスの収束を願っているのですね。

コンテナにはほかにも左上に黄色で縁取られた文字もあります。こちらは「JUST KEEP THE RIGHT VIBE」=「ただいい雰囲気をそのまま」という意味で、曲中でJ-HOPEからシフトしたSUGAが歌ったパートです。

さらに7人が揃って踊るサビのシーンで、後ろにそびえる壁には「THE WAIT IS OVER」=「待つ時間は終わった」とポップな黄色い文字で書かれています。こちらも曲中でテテが歌っているパートです。


曲全体に明るい未来へ導こうとするメッセージが組み込まれており、それをパープルの風船が表現しているのですね。MV終盤のマスクを外した人々の眩しい笑顔はとても素敵です。

そんな未来を示唆するように空高く舞い上がる風船には、パンデミックが終わった輝かしい未来への希望が込められているのでしょう。

いろんな職業の出演者

そしてMVにはウエイトレスを始め、教師配達員など様々な人が出演しています。彼らはパンデミックの影響を強く受けたと言われている職種の人々です。しかしそれもほんの一部で、ほかにも影響を受けた職業はたくさんあり、パンデミックの影響は計り知れません。

BTSはそういったワーカーへの敬意を払っていると考えられています。そして一刻も早くこの状況が好転し、明るい未来がやって来ることを望んでいるのですね。


またMV終盤のバックダンサーは、全員が揃って白い衣装を身に纏っていました。これは白衣をイメージしており、最前線で奮闘する医療従事者への感謝や敬意を表現しているようです。

コロナウイルスにより、多くの人がこれまでとは違う状況を強いられています。それは活動が制限されているBTSにも言えることですが、彼らは苦しんでいる人々に寄り添う優しい楽曲で、私たちを励ましてくれているのです。

Permission to Danceのアナグラムを解く

そんなコロナ禍での希望を見出すPermission to Danceですが、実はアナグラムになっていることをご存じですか?アナグラムとは言葉遊びのひとつ。単語など、文章の順番を入れ替えることで全く別の意味の文章が出来上がる遊びのことです。

Permission to Danceを並び替えて出来上がる文章は「Stories On Pandemic」。つまり「パンデミックの話」と読み解くことができるのです。


Permission to Danceは飾ることなく今の時代をまるごと歌い、パンデミックの時代を生きる人々に語り掛けるような楽曲となっています。これまでの強いメッセージ性とも繋がって納得ですよね。

teaserに隠されたメッセージ

MVに先立って、7月7日には33秒のteaser映像が公開されました。この時点からすでに考察を始めたARMYが流石すぎます…!まず冒頭でSUGAが呼んでいる雑誌。これはMVでジミンが手にしていた雑誌と恐らく同じものでしょう。

映るのは一瞬ですが、よく見てみるとここにも多くのメッセージが盛り込まれています。細部までこだわって作りこまれているところが、さすがBTSですね!

まずタイトルであるTHE DAILYの左下には「WE ALL WORKED TOGETHER TO OVERCOME IT NOTHING COULD STOP US」=「この事態を乗り超えるためには、僕たちが一丸とならなければならない。僕たちを止めるものは何もない」と書かれています。

そしてその下にはマスクを投げる手が写されており、黄色い大きな文字で「BYE」。さらによく見てみると、「Let’s BE Not Meet Again Ever」=「もう二度と会いませんように」と続いています。

そして真ん中には「OUR LIFE GOES ON」=「僕たちの人生は続く」。そして右下には「2022 THE BEGINNING OF A NEW ERA GOOD BYE COVID-19」=「2022年 新たな都市の幕開け さよならコロナ」。

右上には「PURPLE BALOON SIGNALS END OF COVID-19」=「パープルの風船はコロナが収束するサイン」と書かれています。まさにパンデミックの話」が満載の雑誌だということが分かります。


teaserで前もって公開することで、Permission to Danceで伝えたかったメッセージをより深く、より強く受け取ることができますね。もちろん後から知ってもその世界観や、未来への強い意志が感じられます!ARMYが沼化していく理由のひとつもここにありますね…。

J-HOPEが指さす都市


そして同じくteaserやMVでJ-HOPEが指さしている幾つかの都市名が書かれた標識。愛らしい希望スマイルで照らしてくれていますね!記された都市は、2022年にツアーで訪れる予定なのではないかとARMYから期待の声が上がっています。

これが本当なら、嬉しくて明るいニュースですよね!しかし残念ながらその中に「JAPAN」の文字は見られません…。残念過ぎて、もうこれ以上お伝えすることは難しそうです……。

ジンが歌うeyeの謎

サビに入る前のジンのパートでは「When you look yourself right in the eye,eye,eye Then you say」=「君が自分自身を見つめるとき そして叫ぶんだ」と歌っています。ここで連呼する「eye」が謎を呼んでいます。

BTSメンバーが跳ねるように細かいステップを踏みながらフォーメーションを移動する印象的なシーンです。メンバー全員が可愛くて人気の振り付けですよね。


しかし公式の日本語訳ではeyeの部分が翻訳されていないため、敢えて省略しているのか否かについて物議を醸しています。また「アイ」は韓国語では「子供」という意味。

未来ある子供のことを指しているのか、はたまた歌詞の流れからリズムに乗ったものなのか、明確な理由は分かっていません。気になりますね。

まとめ

今回はパンデミックの中でも未来を明るく照らす楽曲Permission to Danceに隠されたメッセージについてご紹介しました。あなたはいくつご存じでしたか?

鬱々とした世の中で、背中を押してくれるようなメッセージをDynamiteから発信し続けているBTS。メンバー自身も打撃を受ける中で、共に寄り添いながら、毎日を明るく生きていくためのヒントを教えてくれています。

そんなBTSメンバーから伝えられる隠されたメッセージまで、ARMYなら余すことなく受け取りたいですよね!今後も目が離せないBTSの活躍を応援していきましょう!

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