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【東京エレベーターガール】はどんなドラマ？出演者の現在は？

 

かつてはデパートでエレベーターに乗ると、エレベーターガールがいて、お客さんから行き先の階を聞いて「次は〇〇階、〇〇の売り場でございます」などと優雅な声でアナウンスをしていたものですが、最近はほとんど見かけなくなりました。

女性の花形職業と言われたエレベーターガールを主人公にしたドラマに「東京エレベーターガール」があります。

「東京エレベーターガール」はTBS系列で1992年1月10日から3月20日に放送されたテレビドラマで、主演は宮沢りえさんでした。ドラマの舞台となったのは、地方百貨店の多摩そごうですが、2000年に閉店しました。

デパートを舞台にしたドラマは数多くありますがエレベーターガールが主人公の作品は「東京エレベーターガール」くらいではないでしょうか。

そこで今回はこの「東京エレベーターガール」に主要キャストとして出演した女優・俳優の皆様の現在についてご紹介したいと思います。

東京エレベーターガールはどんなドラマ？

小豆島の高校を卒業して上京した19歳の沢木つかさは 、東京近郊のデパートにエレベーターガールとして勤めています。

つかさの同僚は、東京の下町育ちで気はいいのですが、大雑把なところが欠点の野田尚子。美人で大人っぽくて、つかさや尚子たちから見ると少しとっつきにくい受付係の水木薫。

そして会社の宣伝部の島大紀や高木修司を加え、みんなが自分なりの価値観を見つけていきます。

「自分を探し出すこと」とは、従来の価値観を壊して新しい自分なりの価値観を見つけること。初めて社会に出た20歳前の女性が、日々の様々な問題に直面し、それらを乗り越えながら本当の自分を見つける「自分探し」がこの作品のテーマとなっています。

この作品は作られた自分の殻を脱いで成長していく女性の生き方に焦点を当てて描かれています。たとえカッコ悪くても、オシャレじゃなくても、それでいいのです。そこに本当の自分の姿が見えてきます。

「一人一人が今を真剣に生きている」そんな主人公の姿が、彼女を取り巻く社会、職場、親、友達との友情、恋愛を通して描かれています。

なお、主題歌は主演の宮沢りえさんが歌う「心から好き」が使用されました。ドラマの雰囲気に合った名曲です。

東京エレベーターガールの出演者の現在は？

それではここで、「東京エレベーターガール」に出演した皆様の現在に迫ってみましょう。

宮沢りえ（沢木つかさ）

宮沢りえさん演じる沢木つかさは高校卒業後デパートに就職。エレベーターガールに配置されます。宣伝部員の島大紀と交際を始めますが、次第に島のつかさに対する思いに違和感を感じ、印刷会社の営業マン・吉本一芳に心惹かれるようになります。

宮沢りえさんはモデルとしてデビュー後、「三井のリハウス」のCMの白鳥麗子役でブレイクし、トップアイドルの一人となります。その後は奇抜なカレンダーや写真集で話題になりますが、婚約、婚約解消などでマスコミのバッシングを受け、一時期活動休止状態に。

芸能活動再開後の映画「たそがれ清兵衛」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得。その後も映画、ドラマで大活躍し、2021年には34年ぶりに「三井のリハウス」CMに母親として「白鳥麗子」役で出演、変わらぬ美しさは話題になります。

2022年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演中。この作品で共演している小池栄子さんは以前から宮沢りえさんを尊敬しているそうで、「公私共に凛とした、私のあこがれの女性」と語り、宮沢りえさんの演技する姿に圧倒されていたとのことです。

赤井英和（吉本一芳）

赤井秀和さん演じる吉本一芳は印刷会社の営業マンで単身赴任中の既婚者。同じアパートに住むつかさに想いを寄せ本気になってしまいます。

赤井秀和さんは「浪速のロッキー 」の異名を取る活躍を見せたボクサーでしたが、引退後の1988年映画「またまたあぶない刑事」にゲスト出演し俳優デビュー。翌年、映画「どついたるねん」で主役デビューも果たします。その後も「半沢直樹」などに出演。

赤井秀和さんの娘でタレント・プロレスラーの赤井沙希さんが2022年1月に自身のインスタグラムにて、美容施術後の最新ショットを公開しフォロワーからは「美しすぎて5度見しました」「とても美しい」「めっちゃ綺麗」などの声が寄せられています。

 

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赤井秀和さんの妻・赤井佳子さんは夫婦仲の良さをたびたびTwitterに投稿しています。これはテレビやラジオで絶賛されたりしています。赤井秀和さんが見せる少し抜けている姿や天然なところをうまく捉えたショットは最高です。

2021年には映画「ねばぎば新世界」に主演。豪華キャスト陣は赤井秀和さんが出るということで、すぐに引き受けたほど。さすが人望がありますね。ご本人も舞台挨拶で「映画館のいろいろな場所から見ると新しい発見がある。何度も来て欲しい」とアピールしています。

東幹久（島大紀）

デパートの宣伝部員で、やや軽薄な印象がある島大紀を演じた東幹久さん。 チーマーをしていた渋谷でスカウトされ芸能界入り。ドラマ「チャンス！」「お金がない！」などのコメディにも挑戦。「芸能人は歯が命」という歯磨き粉のCMで一躍有名になります。

以降も「やまとなでしこ」「ごくせん」「白衣の戦士」「正義のセ」など多くのドラマに出演しています。

2022年現在も独身を貫いている東幹久さん。その理由とはご本人の潔癖症にもあるようですね。トイレやバスルームの排水溝の髪の毛までもが気になるのだそう。また、掃除、洗濯、料理と一通り自分でこなせるので、気ままな一人暮らしも不自由ではないようです。

東幹久さんは大の競馬ファンであり、現在BS11で放送されている「BSイレブン競馬中継SUNDAY」でMCを務めています。番組内では次回レースの予想も。トークが面白くて司会も上手いので大好評。競馬の知識も深く、競馬ファンからも信頼されているようです。

中嶋朋子 (水木薫)

デパートの受付嬢でつかさと尚子の友人。上司と浮気をする水木薫を演じた中嶋朋子さんは子役でデビュー後「北の国から」で黒坂蛍を演じて人気を博しました。 その後も多くのドラマで活躍。「にじいろジーン」などのバラエティへの出演も増えています。

2022年には映画「やがて海へと届く」に出演。また舞台「お気に召すまま」などでも活躍中。特に、声の低さに重きをおいた重厚な語り口は定評があります。

1998年ヘアメイクアーティストの西村俊範さんと結婚。交際10年ののちに結婚したと言われています。中嶋朋子さんは旦那さんと出会った時に「絶対に離してはいけない人」と思ったそうです。まさに”ビビビ”と感じたのかもしれませんね。

中嶋朋子さんの息子で俳優の西村成忠さんは「北の国から2002」で中嶋朋子さん演じる蛍の息子役で親子共演をしています。そして2015年に 「ソロモンの偽証」シリーズで映画デビュー。2016年に映画「金メダル男」に出演後、アメリカへ語学留学していました。

2020年頃から立て続けに仕事をキャンセルしたため、「病気では？」という噂が流れました。体調を崩したことは確かですが、仕事ができないような重病ではなくコロナ対策のために大事をとってお休みをしたというのが真実のようです。

 

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佐野史郎 (前野博)

佐野史郎さん演じる前野博はサービス課の課長で、部下の水木薫と浮気していましたが、のちに退職し、妻とも離婚に向けて話し合うことになります。

佐野史郎さんはドラマ「ずっとあなたが好きだった」の冬彦さんを演じたことで広く知られるようになり、「冬彦さん＝マザコン」となるほどのブームに。知的ながらもどこか狂気を宿した演技は定評がありますが、正統派からコメディまで幅広く こなす名優です。

「東京エレベーターガール」以降も数え切れないほどのドラマに出演しており、2021年には「リコカツ」に出演していましたが、病気のため降板して入院。退院後も多発性骨髄腫のため入院治療し、12月26日に退院しました。

1986年女優の石川真希さんと結婚。出会いは「状況劇団」で、佐野史郎さんが退団してバンド「タイムスリップ」を結成したとき石川真希さんはボーカル担当でした。

やがて長女が生まれますが、小泉八雲のファンである佐野史郎さんは娘を八雲と名付けます。佐野八雲さんは現在木版画家として活躍中。以前佐野八雲さんはパンクバンド・「ラモーンズ」にハマっていて、「シーナ＆ロケット」のライブにも父娘で行ったそうです。

 

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奥山佳恵 (野田尚子)

奥山佳恵さんが演じる野田尚子はつかさの同僚で友人。ガサツな面もありますが明るい性格です。島大紀に恋心を抱きますが高木修司とも付き合っています。

奥山佳恵さんは映画「喜多郎の十五少女漂流記」で主演デビュー。健康的で屈託のないキャラクターで人気を獲得。ドラマ、バラエティ、など幅広く活躍しています。2020年にはドラマ「美食探偵　明智五郎 」2022年は映画「今はちょっと、ついてないだけ」に出演。

2001年にヘアメーキャップ・アーティストの稲葉功次郎さんと結婚。男の子が二人生まれます。自身のインスタグラムには元日恒例の家族集合写真など、仲良し家族のほっこりする写真が公開されています。

 

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奥山佳恵さんと旦那さんの馴れ初めは旦那さんが奥山佳恵さんの担当になり意気投合し、徐々に仲良くなって行きました。旦那さんは奥山佳恵さんについて「普通の人がポンと芸能界に入った感じで、ナチュラルだから一緒にいて楽だし、楽しい」 と語っています。

奥山佳恵さん一家は現在神奈川県藤沢市に住んでいます。これはサーフィンが好きな旦那さんの提案でした。現在は子育てや家族の日々を伝えるイベント出演や講演活動も積極的に行なっており、特技のイラストを活かしたブログ・ラーメン連載も好評です。

宮下直紀（西山亨）

つかさの高校時代の同級生で浪人生。つかさに恋心を抱いている西山亨を演じた宮下直紀さんは俳優として多くのドラマに出演。映画「のぞみウイッチイズ」 で主役デビューしそれ以降は2時間ドラマを中心に活動していました。

横綱千代の富士の引退を機に製作されたドラマ「千代の富士物語」にも主演（少年期）。また、歌手として活動していた時期もあり、5枚のシングルと2枚のアルバムをリリースしています。

2011年の「ハンチョウ〜神南署安積班〜シリーズ4」以降はドラマへの出演情報がありません。また公式ブログによると俳優は現在も続けていて、それ以外に「健康運動指導士」「日本知的障がいサッカー日本代表名誉サポーター」などの肩書きを持っているようです。

Facebookによると宮下直紀さんは現在・株式会社Laspy執行役員という肩書きがついています。

 

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嶋大輔 (高木修司)

デパートの宣伝部員で尚子に対して本気になりますが、キープ君扱いされる高木修司を演じた嶋大輔さん。横浜銀蝿のコンサートを観に来たところをスカウトされて芸能界に入ります。1981年、銀蝿の弟分として「ツッパリハイスクールR&R(試験編) 」でデビュー。

同じ年にドラマ「茜さんのお弁当」で俳優デビューし、翌年は「Sexy気分の夜だから」でソロ歌手としてもデビュー。出演したドラマ「天まであがれ！」の主題歌「男の勲章」が大ヒットし、10代を中心に人気を獲得します。

その後「超獣戦隊ライブマン」に天宮勇介/レッドファルコン役で主演し主題歌も担当。近年では「木更津キャッツアイ」や「めちゃイケ」で「男の勲章」が頻繁に使用されたことにより再評価され、「男の勲章」をセルフカバーしてリリースしました。

嶋大輔さんは参議院議員選挙に立候補するため2013年に突然芸能界を引退します。しかし、引退発表記者会見直後自民党が擁立を見送り、つまり、はしごを外されてしまったのです。本人もその理由はわからないとしています。

しかし芸能界を引退してしまった嶋大輔さん。いきなりプータロー状態になってしまったため、太陽光の会社に勤め営業マンとして生計を立てていたそうです。その後芸能界に復帰しますが糖尿病が発覚。休養に入りますがこの間にうつ病も発症してしまいました。

現在は芸能界に復帰していますが、懸命にダイエット中だとか。今後も活躍するために健康にはくれぐれも注意していただきたいものです。

 

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小川範子 (沢木のぞみ)

つかさの妹・沢木のぞみを演じた小川範子さんは子役として本名の「谷本重美」の名前で1980年から舞台で活躍。その後「愛の嵐」「3年B組金八先生」「スタンドバイミー〜気まぐれ白書〜「はぐれ刑事純情派シリーズ」などのドラマに出演 しています。

1987年のドラマ「魔夏少女」から芸名を「小川範子」に変更。シングル「涙をたばねて」で歌手デビューし、3rdシングル「こわれる」からは5作連続でオリコンチャートトップ10入りを果たし、アイドル歌手としての人気を獲得します。

小川範子さんは2005年にTBSのディレクター・吉田秋生さんと結婚。吉田秋生さんは小川範子さんが出演したドラマ「スタンドバイミー〜気まぐれ白書〜」で制作を担当していたそうです。

結婚後は主婦業に専念し、表舞台にはほとんど出てこなかった小川範子さんですが、2017年、突然ベストアルバム「30th Anniversary Best」をリリース。これにはファンも大喜びでした。 そして、機会があれば女優業もまたやってみたいとも語っています。

ベストアルバムだけでも嬉しいのですが、もっと表舞台に出てきていただけるといいですね。その日を期待しましょう。

 

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相楽晴子 (吉本美代子)

相楽晴子さんが演じたのは吉本一芳の妻・美代子。つかさと対立しますが、離婚を回避して上京し、家族で暮らしていくことを決意します。

相楽晴子さんは1985年「スケバン刑事Ⅱ少女鉄仮面伝説」のビー玉のお京役でブレイク。翌年にはスケバン刑事Ⅱの挿入歌「ヴァージン・ハート」で歌手デビューも。以降「アリエスの乙女たち」などで演技派女優として活躍します。

1995年にアメリカのロスアンゼルスに移住。その後仕事で知り合ったアメリカ人男性と結婚し一女をもうけます。現在は女優を休業中でハワイに一家で在住。夫の仕事を手伝いながら、ジュエリーデザイン、エッセイ、絵画などを手がけています。

相楽晴子さんのハワイでの生活は電力会社の電力を使わずに生活する「オフグリッド生活」。ソーラーパネルから電力を蓄え蓄電、雨水を使った生活水や飲水の確保、そしてお風呂やあまり汚れていない排水は庭に撒き、野菜栽培など自給自足の生活を送っています。

東京ドーム1個分の敷地には畑以外は何もありません。道路がないので車も通らず、聞こえてくるのは風や鳥、虫の声などの自然音だけ。若い頃から芸能界の荒波に揉まれてきた相楽晴子さんは自然とともに暮らしたいと願ったのでしょう。

一見、不便な生活のように思えますが、ストレスフリーな環境でのびのびと暮らす相楽晴子さんにとっては、この生活がやっと辿り着いた理想郷なのかもしれませんね。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「東京エレベーターガール」に出演した皆様の現在についてご紹介しました。

ほとんどの方が今も変わらず芸能界で活躍しています。また、他の分野で活躍されている方も皆さんアクティブに活動しているようですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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