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韓国ドラマで悪役として有名になってしまった俳優5選!

ドラマの中でも名演技を見せた悪役は印象に残り、同じ俳優さんが次のドラマでも、悪役を演じると、悪役の定番俳優になってしまうなんてことも… 今回は悪役として有名になった俳優さんについて調べていきます。

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悪役として有名になった俳優5選

動画配信サービスの発展のおかげで、日本のドラマと同じくらいの量を見れるようになった韓流ドラマ。老若男女問わず、韓流ドラマの「沼」にハマる人も多いのではないでしょうか。そんな韓流ドラマで「悪役」を演じ有名になった俳優5名をご紹介いたします。

シン・ソンロク

1982年11月23日生まれのシン・ソンロクさんは、2022年で39歳になる俳優さんです。弟が元バスケットボール選手で現在料理研究家として活躍しているシン・ジェロクさんで、兄弟で活躍されていることでも有名です。

シン・ソンロクさんは、ミュージカルで活躍し、舞台俳優として知名度を高めた後に、2003年からテレビドラマや映画で活躍する俳優へと転身を遂げた方で、2022年現在はHBエンターテインメントに所属し活動されています。

 

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2003年のテレビドラマデビュー作品「星を射る」から俳優デビューを果たし、その後兵役に入る2011年までは、優しく紳士的な役柄を多く演じ、「堅実な男」のイメージでした。

 

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しかし、兵役を終えた2013年の約3年ぶりの復帰作「星から来たあなた」に悪役として出演し、作品が大ヒットしました。

シン・ソンロクさんは、財閥の後継者なのに、邪悪な裏の顔を持つというソシオパスな悪役イ・ジェギョンを演じ、強いインパクトを視聴者に残し、「堅実な男」のイメージとは真逆の演技で見事なカリスマ性を発揮し、視聴者を魅了したのです。

その次の年、2014年の作品「王の顔」や「ライヤーゲーム」「リータン」などでは続けて、悪役を演じ、「シン・ソンロク=悪役」というイメージがつくほどの名演技を見せたのでした。

悪役を演じるときは、その役と似た役を演じた先輩の演技を見て研究し、その反対の演技をして新鮮味を持たせ、仕上げていく準備をしているというシン・ソンロクさんは、努力で悪役を演じきるまさに悪役達人です。

2020年から2021年までにはバラエティ番組「チプサブイルチェ」にレギュラー出演しており、ドラマでみる悪役とは違った、笑顔が美しい柔らかな表情の笑顔で愛妻家トークをするなど、ドラマでは見れない一面を見せていました。

ソ・ジヘ

 

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1984年8月24日生まれで2022年現在37歳のソ・ジヘさんは、「愛の不時着」で主人公のリ・ジョンヒョクの婚約者ソ・ダン役を演じ、日本でも知名度が高い女優さんです。

ふたり姉妹の長女で、シンギョン女子実業高校を卒業しており、高校2年生の時に、ソウル・アックジョン洞でスカウトされ、2003年のドラマ「オールイン」で女優デビューを果たしました。

デビューから2年後の2005年には「MC演技大賞 新人賞」を受賞する、実力派女優です。

 

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2016年のドラマ「嫉妬の化身〜恋の嵐は接近中!〜」では恋敵役で出演し、その後の作品、2017年のドラマ「黒騎士~永遠の約束~」のシャロン役で悪役として話題を呼びました。

 

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シャロンは、シン・セジョンさん演じる主人公ヘラの恋敵で、キム・レウォンさん演じるスホへの異様な執着心を見せる謎の洋服店オーナーという役柄。

とにかく執念深く、スホ一筋でしつこい役柄をブラックユーモアに溢れながら、重圧感のある悪女を演じ、韓国では「シャロンの洋服店」というタイトルにすべきだという声が上がるほど、話題になったのです。

その後も多くのテレビドラマ、映画に出演しており、歴史物のドラマから、悪役はもちろん、ロマンス系のドラマなど、幅広く演じているどんな役柄でも難なくこなす女優さんとなりました。

 

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2022年には、ディズニープラスで配信が開始された「キス・シックス・センス」というロマンチックなドラマに主人公のホン・イェスルを演じます。彼女は大手広告代理店に勤めるバリバリのOLなのですが、キスで未来が見えてしまうという役柄。

配信早々早くも大人な三角関係が面白い!と話題になっているようなので、今後も、ソ・ジヘさんの演技に目が離せませんね!

オム・ギジュン

1976年3月23日生まれのオム・ギジュンさんは、2022年現在46歳になる俳優さんで、1995年の演劇「リチャード三世」で当時19歳にして舞台デビューを果たします。

ソウル総合芸術院公園学術学部演技ミュージカル科を卒業しているので、学生の頃から演技を学んでいたようです。

2009年からは、韓国でヒットしたミュージカル「三銃士」では主人公ダルタニャン役を初演から務めたミュージカル界のトップスターとして有名でした。

ミュージカルだけではなくテレビや映画でも活動の幅を広げ、コミカルな役もシリアスな役も幅広くこなし、ミュージカルで身につけた歌唱力と、演技力で高い評価を得ている俳優さんです。

素晴らしい俳優さんなのに、「笑顔の悪役」や、ミステリアスでセクシーな雰囲気だと言われるほどに悪役の印象を植え付けた作品は、2017年作品「被告人」というテレビドラマ。

 

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「被告人」は2017年に韓国で、その一年後に日本でも放送されるほど、大ヒットした作品で、オム・ギジュンさんは、サイコパス殺人鬼チャ・ミノを演じました。

性格の全く違う双子の二役を一人で演じ、笑いながら人を殺していくシーンなどがあり、韓国では「不気味すぎて衝撃的だ」と話題になりました。そして、全く違う性格の二人を一人で演じ切ったことから、演技力の高さが評価されたのです。

その後も2021年のドラマ「ペントハウス」でも建設会社の社長で完璧主義な男で、思い通りにならないと子供相手でも暴力を振るうという恐ろしい役チュ・ダンテを演じました。

 

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悪役な印象がついてしまったオム・ギジュンさんですが、ミュージカルで素敵に歌う姿はとっても魅力的!悪役を演じたことなんて忘れちゃうほどです。演技の幅広さを感じさせますね。

キム・ソヒョン

 

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1973年10月28日生まれで2022年現在49歳のキム・ソヒョンさんは、1994年のドラマ「明日は愛」で女優デビューしました。江原道江陵市の3人兄弟の真ん中として生まれたキム・ソヒョンさんは、幼い頃はおとなしい性格だったんだとか。

学生時代は、文学部に所属して詩を作り、週末にはお父さんと一緒にテレビで放送される映画を見ていたんだそうです。ミュージカル映画「雨に唄えば」に感動した当時のキム・ソヒョンさんは、女優になることを決意したのでした。

1992年19歳のときに、ミスコリア江原道大会で入賞し、本格的に女優を目指すため、ソウルへと拠点を移し、姉と一緒に屋根部屋で生活しながら、女優になる準備を進めていました。

1994年のKBS公開採用タレントで狭き門を突破し、女優になるという夢を叶えたのです。しかし、デビューしたものの、売れないという壁が立ちはだかってしまいます。

さらに、ある事件が起こるのです。

KBSの台本の読み合わせでやむを得ない事情で遅刻をすることになってしまい、スタッフに連絡したのに、監督には伝わっておらず、「なんで遅れたんだ」と灰皿を投げつけられてしまい、すぐに謝罪の言葉が出なかったキム・ソヒョンさん。

その出来事がきっかけで、役を降ろされ、さらにKBS公開採用からも除名されてしまい、10年ほどの無名時代を送ることになってしまった大変な苦労を経験した人なのです。

そんなキム・ソヒョンさんが、悪役として知名度を上げた作品は、2008年のドラマ「妻の誘惑」です。

 

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その前に出演した2003年の映画「おいしいセックス、そして愛」や、2004年「パリの恋人」2005年「がんばれ!クムスン」、「グリーンローズ」などでセクシー女優や、クールなアーバン女子なイメージでしたが、「妻の誘惑」が第一成長期とも言われています。

「妻の誘惑」は最高視聴率33.6%まで記録した大人気ドラマで、とんでもない悪女、シン・エリ役を務め、見事SBS演技大賞連続ドラマ部門の女性演技賞を受賞し、知名度のある女優の仲間入りを果たしました。

この作品の撮影時、1日に30シーンも叫んだと言われており、円形脱毛症になったり、栄養失調まで経験されたんだとか… 長い停滞期間を経て、やっと演技力が認められ、女優としても開花していきました。

 

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第2成長期と言われるのは、2018年では人気ドラマ「SKYキャッスル」でカリスマ性溢れる入試コーディネーターのキム・ジュヨンを演じた時のこと。

冷酷なキャラクターな役で、本人の性格とは全く違うことから演じるのが大変で心理カウンセリングを受けにいきたいと思ったとも語られています。

 

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悪役はこの二つですが、素晴らしい演技で見事に悪役という印象を視聴者に与えました。苦労人キム・ソヒョンさんにとっての大きな成長期となった作品で、これからの活躍にも目が離せない女優さんです。

キム・ウィソン

 

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韓国映画・ドラマ界の「悪役代表」とも言われるキム・ウィソンさんは1965年12月17日生まれの2022年現在56歳のベテラン俳優です。

多くの作品に出演している方なので「韓国映画は、キム・ウィソンが出ている作品か、そうでない作品の2種類に分類される」という冗談が生まれるほど多く出演しています。

ソウル大学経営学科を卒業したエリートで、1988年の映画「成功時代」でスクリーンデビューを果たしました。

 

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2016年の大ヒット映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」では自分だけ助かろうと必死な高速バス会社の乗務役、2018年のドラマ「ミスターサンシャイン」では自分の利益のために国を売るイ・ワンイクを演じきり、見事、視聴者の怒りを誘発したと話題に。

見ている側が思わずイライラしてむしゃくしゃしてしまうような悪役を演じることに定評があり、「みぞおちを思いっきりぶん殴ってやりたい悪党担当」と言われるほど。

 

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長年悪役を演じてきたキム・ウィソンさんですが、映画「王宮の夜鬼」で王様の配役をもらったのです。

「ついに王様を演じる日がやってきた!」と思い脚本を確認したらイカれた王様役で、「まぁそうだよな。俺にきた役だもんなと思った。」とバラエティ番組で語り、笑いを誘いました。

自身のInstagramを開設しており、猫の写真や笑顔の写真も多いことから自称「素顔は可愛いおじさん」ぶりを見せており、今後も悪役のイメージとInstagramのギャップを楽しみたいと思える俳優さんです。

 

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まとめ

悪役として有名になってしまった俳優さんを5名ご紹介いたしましたが、悪役を演じられる人ほど、演技力が高い俳優さんなのではないかと思いました。

自分とは違う性格を演じる難しさを、超えた先には、賞をもらえたり、視聴率が高くなったり、有名になったりという快感がきっとあるのでしょう。これからも、悪役を演じる俳優さんは要チェックですね!

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